若い女性に多い甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と不妊の関係とは?どんな治療で改善する?橋本病とは?
不妊の原因で多い甲状腺機能亢進症(バセドウ病)ってどんな病気?
こんにちは!ハピコです。
私のブログを見て、高校のとき仲の良かった友達が
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)で、不妊治療をしていると
連絡をくれました。
現在36歳、20代の頃から患っていると言います。
全然知らなかった・・・。
そしてバセドウ病が
こんなに身近な病気だってことも知らなかった。
今日は、
バセドウ病について聞いたことを
シェアします♡
■甲状腺の異常で起こる病気について
甲状腺は、喉ぼとけにある蝶ちょのような形をした臓器で
甲状腺ホルモンを分泌する大切な場所です。
甲状腺に異常があると
甲状腺ホルモンが過剰になったり、
不足したりと
私たちの体に
さまざまな悪影響があります。
甲状腺ホルモンとは?
甲状腺ホルモンとは、
成長や神経の発達、エネルギーの代謝・循環器などへ
働きかけるホルモンのことです。
食べ物に含まれるよう素を材料に、作られます。
私たちが快適な生活を送る上で
欠かせないホルモンです。
甲状腺ホルモンは一定に保たれている必要があり
多すぎても少なすぎてもいけません。
この甲状腺ホルモンを調整するために
脳から送られるものを
甲状腺刺激ホルモンと言います。
甲状腺に異常があると
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
- 橋本病
- 甲状腺機能低下症
などの症状が現れます。
甲状腺ホルモンの異常は
不妊の原因になるため、
不妊治療をする前の検査では
甲状腺ホルモンの値を調べる検査が行われます。
甲状腺の検査は?
甲状腺の検査には、
血中の甲状腺ホルモンの量を調べる血液検査と
甲状腺の形・サイズの異常がないかと調べる
超音波検査があります。
どちらの検査は1日で終わります。
不妊治療の採血検査で
甲状腺ホルモンを調べる場合は、
不妊原因がないか調べるほかの検査と
同時に行われることが多いです。
■甲状腺機能亢進症(バセドウ病)ってどんな病気?
若い女性に多い甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は、
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで
新陳代謝がよくなりすぎる病気です。
喉ぼとけの下が膨張することで
発見されることも多いです。
新陳代謝が良くなるので食べても太らず
生理不順・倦怠感・息切れなどの症状が
出ます。
少し前に、ネットで
「痩せる薬」として販売されていたものに
甲状腺機能を活発にする成分が含まれていました。
もちろん、摘発されましたが
ダイエットを目的にこのような薬を飲んでしまうと
生理不順や妊娠できなくなる可能性があります。
バセドウ病の症状
バセドウ病は新陳代謝があがり、
体は、常に運動をしているような状態になります。
- 汗をかく
- 心拍数が上がる
- 息切れ
- 暑がり
- 多淫が37.5度前後になる
- イライラする
- 眼球が飛び出る
といった症状に悩まされるのです。
常にこの状態では、仕事もままならなくなります。
私の友達は、美容師だったので
薬で症状を抑えても
十分な仕事ができなかったと言います。
症状が似ているため
40代後半の方では、更年期障害と
間違われるケースも多いです。
■橋本病とは?
橋本病は1912年、
橋本策博士により報告された病気で
慢性甲状腺炎とも言います。
甲状腺に慢性的に炎症が起きている
病気です。
甲状腺低下症のなかでは圧倒的に多く
全身の倦怠感・うつ・太りやすい・不妊などの
症状が起こります。
20代前半以降、30代・40代の女性に
多く見られます。
橋本病を放置していると動脈硬化や
心疾患を比子起こす原因にも
なります。
■甲状腺機能低下症
バセドウ病とは逆に、甲状腺ホルモンの分泌が
減少してしまう病気です。
新陳代謝が低下するため、体重が増え、
疲労感や皮膚の乾燥に悩まされます。
橋本病は、甲状腺機能低下症の代表的な病気です。
甲状腺機能低下症があると、
高プロラクチン血症になることもあります。
プロラクチンというホルモンの値が
高くなると
排卵が起こりにくくなります。
甲状腺機能低下症の症状
- 食欲がないのに太りやすい
- 便秘がち
- 毛が抜ける
- 気力がなく倦怠感がある
- 体がむくむ
- 寒がり
- 甲状腺が腫れる
- 眠たい
- 声がかれる
- 筋力低下
以上の項目に4つ以上当てはまる場合は、
甲状腺機能が低下している可能性があります。
■甲状腺機能の異常が起こる原因は?
甲状腺機能の異常は、
自己免疫の異常が原因で起こります。
本来自分を守るはずの免疫が
自分の細胞や組織を「敵」だと勘違いし
自分の体を攻撃してしまうことでおこる
自己免疫疾患です。
■どうして甲状腺機能の異常が不妊に関係あるの?
甲状腺の異常は、全身のホルモンバランスを崩します。
排卵や月経など、妊娠に必要なホルモンのバランスも
崩れてしまうのです。
不妊で悩んでいる人の
6~7人に1人が、甲状腺機能低下症です。
まだ気づいていない潜在的な患者も多いと
言われています。
また、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は
自己免疫疾患が影響し、流産しやすい傾向がある
との報告もあります。
でも、ここで1つ注意したいことが!
甲状腺機能の異常は不妊の原因になることが
わかっていますが、
妊娠できないわけではありません。
ちゃんと妊娠して出産・育児をされている方も
多くいらっしゃいます。
歌手の綾香さんもバセドウ病を患っていましたよね。
薬を服用し、ホルモンを正常に保てば
妊娠出産も可能です♡
綾香さんも無事に出産されました(^^♪
■甲状腺機能の異常が出たときの治療法とは?
甲状腺機能異常の治療は主に投薬です。
甲状腺機能亢進症の場合は、ホルモン分泌を抑える薬
甲状腺機能低下症の場合は、ホルモンの補充を行います。
薬によりホルモンバランスを一定に保つことで
症状を緩和させていく治療法です。
甲状腺機能亢進症の場合、薬で効果が出なければ
放射性ヨード治療や場合によっては、手術が行われます。
また、鍼灸治療も甲状腺異常に効果があるようです。
私の友達も、病院の治療と鍼灸を併用することで
ホルモンバランスを整えています。
予防するには?
甲状腺の異常は、はっきりとした原因が
わかっていません。
遺伝やストレスなどさまざまな原因が
あると言われています。
甲状腺ホルモンの異常を起こさないためには
ストレスを溜めないことが1番です。
また、亜鉛欠乏の人に、甲状腺ホルモンの低下が
見られることが多いです。
甲状腺ホルモンがつくられるのに
亜鉛が必要だからです。
亜鉛は黄体ホルモンにも影響があり
妊娠するためにも、
妊娠し赤ちゃんが成長するためにも
必要な栄養素ですよね。
細胞分裂をするときにも
亜鉛は不可欠です。
日頃の食事で亜鉛がとれていないと感じる方は
サプリメントで補充しておきましょう!
亜鉛を取ると、子宮環境が整い
妊娠しやすい体に整える作用があります(^^♪
妊娠に必要な亜鉛と葉酸が一緒に摂れるサプリメントは
↓ ↓ ↓コレです↓ ↓ ↓
葉酸と一緒に摂れるので、
わざわざサプリメントを2つ飲む必要がありません♪
おわりに
不妊原因を確かめる検査では、
甲状腺ホルモンの値を調べる検査が行われますよね。
受けましたか?
私は異常がなかったのですが、
甲状腺ホルモンが妊娠とどのような関係があるか
正直知りませんでした。
子宮ばかりに気を取られ、
どうして喉にある甲状腺が関係あるのだ?
なんて思っていました。
今回友達から連絡がなかったら
甲状腺ホルモンについて
知ることがなかったかもしれません。
こうやって色々な不妊原因をシェアできることは
今後の自分の生活や治療にも
とても役に立つことだと思います★
と言うことで記事にさせていただきました♪
甲状腺の異常は、いつ発症するかわかりません。
ストレスを溜めることや亜鉛不足には
十分気を付けるようにしましょう(^◇^)♡
それでは、今日はこの辺で失礼します。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
良い1日を♪