体外受精するしか妊娠できないと言われた方でも、自然妊娠の可能性♡
こんにちは！ハピコです。
福岡では、桜の開花が目前！やっと、暖かくなってきました。
突然ですが、卵管鏡下卵管形成術ってご存知ですか？
今日、不妊治療をしている従妹とランチに行ったのですが、
卵管鏡下卵管形成術（FT）について、かなり詳しく知っていたので、
シェアします。ちなみに、従妹は看護婦さんです♡
■卵管鏡下卵管形成術（FT)って何？
最近、耳にする、卵管鏡下卵管形成術（FT）。
この治療法は、卵管の閉塞・狭窄と診断された場合に、行われる内視鏡治療です。
女性の不妊では、約3割の方が卵管に原因を抱えていると言います。
卵管鏡下卵管形成術（FT）は、
卵管通過障害で、体外受精しか治療の選択肢がないと言われた方が、
卵管の通過性を回復させ、自然妊娠の確率を高める、大注目の治療法です。
まだこの手術をやっている病院、あんまりないですよねぇ。
■術後1年以内の妊娠率は30％、体外受精に匹敵する高さ！！！
私が、この治療の何に驚いたかというと、
卵管鏡下卵管形成術（FT）を受けた人が1年以内に妊娠する確率が
30～40％というところ！
しかも、「体外受精しか治療法がないよ！」って言われていた方が、
タイミング法や人工授精の治療で妊娠できるようになるんですって！！
ご・・・・・・ごいすぅ～～～|дﾟ)
30～40％って、体外受精と変わらないじゃないっ！！！
さらにね、卵管鏡下卵管形成術（FT）を受けて妊娠した人は、
だいたい、3か月以内で妊娠するらしく、術後半年がもっとも妊娠確率が高い！
卵管通過障害で今まで妊娠しなかった人が、今後3年間で自然妊娠する確率は、
15％くらいと言われています。
卵管鏡下卵管形成術（FT）を受けることにより、自然妊娠の可能性が倍♡
になるなんて・・・驚異的な回復ですよねぇ。
■卵管鏡下卵管形成術（FT）は、原因不明不妊にも効果あり！！
で、この手術は、卵管が詰まっている人だけが対象なのかな？
って思っていたら、そうでもなく、
原因不明の不妊でも、効果があるようです。
実は、卵管障害って、検査だけではわからないことも多くて、
原因不明不妊の人も、隠れ「卵管障害」の可能性があります。
実は卵管に癒着があった・・とか。
検査ではわからないところで、卵管に問題を抱えているかもしれません。
「私はどこにも原因が見つからなくて、
体外受精を何度もしたけど、妊娠できなかった・・・」
↑このような方が、卵管鏡下卵管形成術（FT）を受け、
自然妊娠した事例も多いのです。
■卵管鏡下卵管形成術（FT）の方法は？
卵管鏡下卵管形成術（FT）は、多くの病院で日帰りで行われます。
人口受精や卵管造影検査でもおなじみのカテーテルを、
膣から子宮・卵管に挿入して。
卵管の入り口にきたら、
カテーテルの先についているバルーンを卵管内に挿入。
（あーーー想像しただけでイタタタタタ・・・）
卵管が閉塞＆狭い部分は、バルーンを膨らませて
卵管を拡張～！！！
（ヤメテー！！！）
最後に、卵管造影などで、卵管が通ったかどうかを確認して
終了。。（ふぅ～～(´･ω･｀)）
で、私、青い文字で、しつこく自分の心の声を表現してましたが
気になるのが、やっぱり痛みですよね？
卵管鏡下卵管形成術（FT）は痛いのか？
卵管のつまりを取るっていえば、あの卵管造影検査を思い出しませんか？
痛い、痛いと言われていた、卵管造影検査。
卵管鏡下卵管形成術（FT）の方法を聞くと、
卵管造影検査より痛いに違いない！絶対！間違いなし！！
って思っちゃうんですけど、
安心してください！！！
全身麻酔or局所麻酔で行われます。
眠っている間に、終了～～！
痛みにビビりな私は、一安心しました。
え？あなたもですか？
■卵管鏡下卵管形成術（FT）はどんな人に向いてる？
卵管鏡下卵管形成術（FT）は、卵管のつまりが高度な人に向いてます。
さらに、原因不明の不妊の方で、隠れ卵管障害の人に向いてます。
卵管鏡下卵管形成術（FT）を積極的に行う病院では、
高額な体外受精を受ける前に、負担の少ないこの手術を
試すことも多いです。
体外受精は、金銭的にも身体的にも、精神的にも負担がかかります。
もし、年齢的に余裕がある人は、受けてみるのもいいかもしれませんね。
■卵管鏡下卵管形成術（FT）の治療費は体外受精より安い
で、驚いたのが、卵管鏡下卵管形成術（FT）の治療費です。
卵管鏡下卵管形成術（FT）は健康保険適用ですが、保険点数が多いので、
結構高額。
卵管片側で、約110000円～140000円
両側の場合、約210000円～350000円
くらいかかってしまいます。
（病院によって幅が広すぎ・・・）
（これ、保険適用、3割負担の金額ですよ）
えっ(´･ω･｀)・・・全然、安くないじゃん！！！！
って思いますよね？
でも、卵管鏡下卵管形成術（FT）は、高額療養費制度の対象なので、
自治体に申請すれば、お金が戻ってくる！
所得で戻ってくるお金が違うのですが、実際は、
だいたい、30000～150000円くらいの負担で済むようです。
（これも幅広くない？）
そして、民間の保険会社によっては、卵管鏡下卵管形成術（FT）が、
保障対象になる場合もあります。
（これは、自分が加入している保険会社に確認してください）
■卵管鏡下卵管形成術（FT）で注意すること
手術は日帰り、麻酔を使う、体外受精より安いのに、妊娠確率は30％超え・・
メリットばかりに見えるこの治療法ですが、
やはり手術なので、注意しなくてはいけないところもあるようです。
術後には
手術後は、腹痛や出血、場合によっては、発熱がおこることがあります。
おなかの中で出血すると、入院が必要になることもまれにあるようです。
麻酔を使うので、頭痛や吐き気の症状がでることも・・。
効果がない人もいる
不妊治療をしている方なら言わなくてもわかっていると思いますが、
どんな治療でも、必ず妊娠するとは言えませんよね。
症状によっては、卵管が通らない場合もあります。
効果がまったくないケースがあることも
頭に入れておきましょ♡
再発することがある
卵管通過障害は、再発する可能性が高いです。
せっかく手術をして通った卵管も、時間が経つと
またふさがってしまう場合があります。
■まとめ
いかがでしたでしょうか？
最近、この治療法を積極的に行う病院が増えてきましたので
すでに治療を受けた方も多いと思います。
私はまだ、勧められていませんが、
今回従妹に聞いて、とても興味がわきました。
不妊治療をしていたら、もちろん、高額な治療費を払ってでも
赤ちゃんが欲しいと思う気持ちは、みんな一緒です。
でも、環境や状況でどうしても、体外受精を選択できない・・。
こんな方も多いでしょう。
あのね、私もそうなんですよ。
それに、何度も体外受精をして、結果が出なかった人でも
チャレンジできる治療法だから、まだあきらめなくてもいい。
こういう負担の少ない治療法が
どんどん広がり、実績がつみあがっていくことが
何よりもうれしいです。
興味がある方は、
卵管鏡下卵管形成術（FT）について、主治医に相談してみましょう。
それでは、今日はこの辺で♡
