原因不明不妊で悩むベビ待ちさんが知っておきたい5つのこと。不妊検査ではわからない原因と治療について
原因不明不妊で悩む私が、原因不明不妊について考えてみた。
こんにちは!ハピコです。
最近立て続けに、ブログの読者さまから
妊娠報告が届いています。
スゴイ!!凄い!!!すごいーーーー!!!
受信トレイに、妊娠菌が降り注いでました。
(全身に浴びたいです)
で、その中に、原因不明不妊さんのKさんから
貴重な情報がありました。
なんせ、私は原因不明不妊。
原因不明不妊さんは、原因がわからないことで
具体的な治療法が見えず、悩むことも多いですよね。
そこで、今日は、原因不明不妊を克服して妊娠した
読者さんの情報をもとに
「原因不明不妊で悩むベビ待ちさんが知っておきたい5つのこと」
をご紹介します。
自分自身にも言い聞かせるつもりで書いてます。
それではどうぞ(^^♪!!!
■1つめ:原因不明不妊って原因がないわけではない
原因不明不妊は、機能性不妊と言って
不妊検査では原因が見つからなかった状態です。
ご存知のとおり、
この機能性不妊って、原因がないワケじゃないんですよね。
検査で特に原因が見つからなかっただけです。
ただ単に、タイミングが合ってないだけの人も少なくありません。
病院でのタイミング治療ですぐに妊娠したりしますよね。
この場合は、検査では異常が見つからなかったけど
「タイミングが合ってなかった」ってことが不妊原因になります。
■2つめ:悩む前にやっておきたいこと
1にも2にもまず、検査(^^♪
とりあえず病院に行くか迷っている方は、
まず、不妊外来のドアを叩いてみましょう!
原因不明不妊なんだ!!とわかるまでは、
色々な検査が必要になります。
原因不明と診断されるまでに受ける検査
- 基礎体温のチェック
基礎体温は必要ないってお医者さんもいるけど、
自分の身体のコンディションを知る上での貴重なデータなので、1度は計って損なしです。
基礎体温がこうなった!ああなった!とかで一喜一憂する必要はなくて、「自分のバイオリズムってこんな感じね♪うんうん、なるほど♪」って感じで捉えましょう。 - 経腟超音波検査
この検査は不妊治療で何度も受けることになるやつ。子宮や内膜・卵胞の状態を確認できます。痛みもなくて、子宮筋腫や子宮腺筋症・ポリープに卵巣嚢腫なども診断できます。 - 子宮卵管造影検査
卵管に造影剤を流し込んで卵管の詰まりを見るX線検査です。卵管の癒着や詰まり、子宮の形状など色々なことがわかります。軽い詰まりならこの検査で改善されることも多いです。
-
経験粘液の検査とフーナーテスト
頸管粘液の検査では、精子が子宮腔内までの道のりを助ける子宮頸管粘液の量や状態を見ることができます。また、フーナーテストは性交後の精子が子宮内に侵入できているかを見る検査です。 - ホルモン検査
排卵や着床など妊娠に関係するホルモンを計る検査です。卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン、卵胞ホルモン、黄体ホルモン、甲状腺刺激ホルモンなどを状況に応じて調べます。
不妊原因の10%~35%は原因不明な機能性不妊と言われています。
原因不妊が増えているという声もありますが、
最近の不妊治療は、
「検査をすべてやってから治療へ・・・」という方法ではありません。
多くの病院が、患者の年齢や希望、不妊期間を考慮し
治療をしながら必要な検査を行っていくという方法をとっています。
ですから、「不妊治療はどんどん進むけど、原因がわからないのよね・・」
という方が多いのです。
これが「原因不明不妊が増えた?」とささやかれる要因だと思います。
それに
人工授精や体外受精で解決できるものは、
省略される検査もあります。
上記の検査は1例です。
不妊治療は人の数だけ治療法があると言われるものです。
症状や検査結果により枝分かれして、
さまざまな検査が追加されます。
まだ治療を始めたばかりの方は、
自分がどの検査を受けたか?
次はどんな検査かしら?
など、検査結果と共にチェックしておくことをオススメします。
(できれば手帳にメモっておこう)
忘れちゃいけないパートナーの検査
2年不妊治療をしていた友達は、2年間苦しんだあげく
体外受精をした時に、男性側の精子に異常があることがわかりました。
すぐに顕微授精に切り替え、無事1回で妊娠しています。
不妊治療を始めるには、男性の不妊検査は必須です。
今や、不妊原因の半分は男性にあると言われていますよね。
昔からなぜか不妊=女性みたいな感じに思われがちですが
いやいや、ちょっ待てよ!です。
男性もしっかり検査しておかなければ
私の友達のように2年もの時間をかけることになります。
年齢が35過ぎての2年は影響が大きすぎます。
旦那さんの不妊検査がまだの方は、受けてもらいましょう。
■3つめ:検査でわからない原因とは?
世界で初めての体外受精が成功してから約38年。
(私と同じ年やーーー!)
不妊治療の技術、生殖補助医療は目まぐるしく進歩しています。
だけど・・・
今の医療技術ではどうしてもわからない原因がたくさんあります。
たとえば、着床です。
着床はブラックボックスとも呼ばれ、その過程や問題を
医療の力で確認することはできません。
もしかしたら卵子の老化だったかもしれないし
受精卵の問題かもしれない。
子宮環境に異常があるかもしれない。。
着床しなかった原因を、今の医療では
はっきりと説明できない。
一般不妊検査でわからない原因には、他にも以下のようなものがあります。
- ピックアップ障害
卵巣から排卵した卵子は、卵管の先にある卵管采がピックアップするのですがこれが何らかの原因でうまくいかない事。むずかしい不妊症のなんと50%を占めると言います。(50%ってびっくり) - 着床障害
子宮環境に異常があり着床できないケースや卵子の膜が硬くて今く着床できないケースなどさまざまです。 - 卵子の質
年齢などの影響で卵子の質が悪くなっている。 - 子宮内膜症
軽度の子宮内膜症は一般不妊検査では見つけられないことがある - 受精障害
文字通り受精が上手くいかない状態。体外受精をしないと分からない。 - 免疫異常
自己免疫異常と同種免疫異常がある。不育症の原因。母体が受精卵を異物とみなし妊娠継続ができない事がある。 - 軽度の腹腔内癒着
癒着は腹腔鏡検査が必要で、特に軽度のものは超音波などでなかなかわかりにくい。 - 染色体異常
染色体の異常で受精はできるが妊娠継続が難しい状態
治療をすすめながら、「ああ、着床障害だったんだ」とか
「受精障害だったんだ」と考えることができます。
■4つめ:原因不明不妊さんの治療ってどうなる?
特別な異常がなく、検査結果にも問題がないと安心しますよね。
でも、すぐ疑問と不安が湧いてきます。
「じゃあ、なんで妊娠しないんだ?」
原因がわからない分、何をしていいのか
何が有効なのかわからず、迷子になってしまいます。
原因さえわかれば・・・
今回、原因不明不妊を克服されたKさんは、
一般不妊検査だけじゃ足りず、
原因を追究することばかり考えていたと言います。
検査をしてほしい
原因が知りたい
何が悪いんだ?
そんな思いで、色々な病院を回ったそうです。
でも、ある時気付いたと言います。
「私が不妊治療しているのは
子供を授かるのが目的だ!」と。
原因にばかりとらわれるより、
今やるべきことに目を向けたそうです。
ここで、原因不明の治療についてご紹介します。
タイミング法
タイミングが必要ないって方もいます。
年齢的にタイミングをやっている場合じゃないと焦る方も多いです。
私が通っている病院では38歳以上では
体外受精も視野に入れてタイミングは1.2回です。
(状況ではタイミング法をすっ飛ばしてすぐ体外も多い)
ただ、年齢が若くて不妊検査に問題がなく、
ただ単にタイミングが合っていない夫婦の場合は、
タイミング治療で妊娠することも多いです。
こればっかりはやってみないとわからない。
ここで妊娠すれば、
「やっぱタイミングがずれてたのが原因か・・」とわかります。
また、排卵誘発剤を使うことで効果がでる方もいます。
35歳以上の方は年齢的リミットを意識して、
医師と相談しながら早めにステップアップしましょう。
人工授精で子宮頸管因子をすっ飛ばせ!
人工授精では、精子が子宮に到達できない子宮頸管因子を
ワープすることができます。
それに、タイミングが合わないって原因もクリアします。
これで妊娠すれば、子宮頸管因子があったのかな?とか
考えることができます。
夫婦生活がうまくいかないという問題も
クリアできます。
人工授精って6回で90%の人が妊娠するって言われているんです。
なので、人工授精で妊娠できなかった場合は
卵管に問題がある?
卵子の老化?
着床障害?
それとも受精障害?
ピックアップ障害?
と、考えることができます。
こうやって治療しながら原因を探っていくんですよね。
卵管造影検査を受けよう
タイミング~人工授精とステップアップしてきても
なかなかいい結果が出ないときは
卵管造影検査です。
(検査のタイミングは人による)
私も、今回妊娠したKさんもこの順番でした。
卵管造影検査は
卵管因子がわかり、軽いつまりも改善されます。
この検査後6か月は、これまた90%の人が妊娠すると
言われています。
(妊娠しやすいゴールデン期間突入〜!)
ここで妊娠すれば、もちろん
「卵管に問題があったのね」と考えることができます。
もっと精密検査を受ける?
卵管造影検査を受けても異常がなくて
そのまま人工授精を続けてもいい結果が出ないとき
腹腔鏡検査を薦められることがあります。
腹腔内に腹腔鏡を入れて、子宮や卵巣・卵管を確認する検査です。
卵子をピックアップする卵管采や、卵管自体が癒着すると
卵管采の動きが低下します。
そのせいでピックアップ障害が起きている可能性もあるのです。
また、子宮内膜症が見つかるケースもあります。
癒着などがあれば、検査と同時にそのまま治療することができます。
術後、1年以内に60%の人が妊娠に至ったとの報告もあります。
ただ、体外受精を受ける方、受けるつもりの方は
受ける必要がなくいきなり体外受精と考える医師も多いです。
検査といえど5日〜1週間ほどの入院が必要で
お金もかかりますしね。
二人目不妊の友達の場合は、腹腔鏡検査を受け、
癒着が見つかり剥がす治療も同時にしてもらったそうです。
で、7か月後、人工授精で妊娠に至りました。
体外受精にステップアップすると聞いていたので
ビックリでした(^^♪
体外受精で不妊因子を一気に飛び越える
年齢が高く、このままの治療を続けても時間ばかり過ぎるのでは・・と
悩む方、
時間をかけたくない方は体外受精がオススメです。
原因不明不妊の治療法では
体外受精が一番確率高いって言いますよね。
卵巣から卵子を採り
受精させて、ある程度育ってからお腹に戻す。
子宮頸管因子も
卵管因子も
排卵障害や
ピックアップ障害
なども一気に飛び越えることができます。
受精障害の原因が精子の動きに問題があるなら
顕微授精で解決します。
ここで妊娠に至らなければ
卵子の問題?
免疫異常?
染色体異常?
着床障害?
と考えることができますよね。
一般不妊検査のを受けた後は、
不妊治療をすすめながら原因を探り
色々な選択をしていきます。
■5つめ:日々の生活を見直してみよう
どんな不妊治療でもそうですが、
やはり、元になる体をベストな状態に保つことも大切とKさんは言います。
不規則な生活やストレスが多い、食事が偏っている、
運動不足、肥満やダイエットのしすぎなどが原因で
妊娠しずらくなっている場合は、
どんなに精密検査をしても原因はわかりませんし、
いい結果も得られません。
生活習慣や食生活がわるく、そのために子宮環境が悪くなっていたら
高いお金を出して体外受精をしても、
望むような結果にはならない。
- 睡眠をきちんととる
- ストレスを溜めない
- バランスのいい食事
- 健康的な生活
- 適度な運動
- 身体を冷やさない
など
日々の生活を見直すこと。
↓この記事に詳しく書いてます(#^.^#)
それから、マルチビタミンやミネラル、葉酸なども
サプリメントや食事で
バランスよく摂取することが大切です。
■原因不明不妊を克服した読者さんは何をした?
今回、原因不明不妊を克服したKさんは、39歳です。
4年間の不妊に悩みようやく、第一子を妊娠。
治療期間は2年で、人工授精なんと12回、体外受精は経済的に難しく
しばらく鍼灸や整体、スイミングなど体質改善に力を入れたとのことでした。
そして、渾身の力で挑んだ体外受精で、見事妊娠!
検査から体外受精まで
原因不明不妊について改めて、調べ、自分の生活スタイルを
紙に書き出すことから始めたそうです。
(今回の記事はKさんの情報によるものが多いです。)
忙しくて、運動する時間がない!でもしなくちゃいけない!
そんな風に思っていたけど、
紙に行動を書き出すと、
意外に無駄な時間を過ごしていることに気付いたそうです。
そこで、1日のスケジュールを見直し、
自分が楽で体にいいことを増やしたと言います。
まずは、半身浴。夜は必ず湯船に浸かったそうです。
それから、午前中は早めに家を出て、ウォーキングしながら会社へ。
(働きながらの妊活は結構大変ですよね)
食事はミネラルとビタミンを意識して、
外食からお昼も手作りお弁当に変えたとのこと。
仕事終わりの整体や鍼灸はリラックス効果があって
最高だったそうです。
(確かに、疲れた身体にはこういう時間大事ですよね)
そして、普段の飲み物は、
デトックスウォーターっていうのを作って
飲んでいたそうですよ。
クックパッドにレシピがたくさん載っていたので
リンク貼っておきますね。
デトックスウォーターのレシピ 286品 [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが258万品
簡単で今すぐにでも始められそうなデトックスウォーター。
私は早速、可愛い瓶を、100均に買いに行こうと思います。
Kさん妊娠本当におめでとうございます。
情報シェアしてくださってありがとうございました。
治療の進み方は人それぞれ
妊娠するためには、多くの工程を乗り越える
条件が整っていることが大切ですよね。
それが目に見えないから
まさに手探りです。
その時の体調や排卵する卵子、
精子の状態によっても結果は大きく違います。
病院の方針や先生の考え方・年齢や不妊期間により
検査が進むスピードはさまざまです。
この病院でいいかしら?
このままでいいのかな?
と悩んだら、病院を変えてみるのも1つの手です。
「病院を変えたら原因が分かった」
ということもありますし、自分にあったいい先生に出会うことで
治療に前向きになれることもあります。
原因がわからないことでイライラしたり、
不安になることも多いのですよね。
今回Kさんの話を聞いて、
治療が進む中でわかってくることもたくさんあるので
悲観しすぎず、自分にできることをやりながら
頑張っていきたいと思いました。
■おわりに
今回、妊娠メッセージを送ってくださった方の中には
返信用メールアドレスの記入がない方もいて
直接お返事ができていないのですが、この場を借りて
御礼とお祝いを言わせてください♡
「妊娠おめでとうございます!!!!」
そして、いつもアドバイスや貴重な情報を送ってくださる皆様
ありがとうございます。
「妊娠しました!ブログに書いていた
水を飲むことを意識したのが良かった?」
との声もいただきました。嬉しいです。
この記事かな?
私も、いい報告ができるよう頑張りますね(^^♪
それでは今日はこの辺で失礼いたします。
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
お時間あれば過去記事もどうぞ。