妊活ブログ〜ハピコの二人目不妊〜

4年前流産し、現在二人目不妊を克服すべく妊活中・・・今更聞けない不妊治療の超キホンから、不妊治療のリアルを現在進行形でお伝えします☆

排卵誘発剤の正しい使い方と副作用知ってる?排卵誘発剤の目的と効果・副作用まとめ!

今飲んでる薬の正しい使い方と効能知ってますか?処方されるがまま飲んでいませんか?

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こんにちは!ハピコです。

不妊治療では、たくさんの薬が処方されますよね。

クロミッドにセキソビット

デュファストンにルトラール・・・。

 

注射を含めても、たくさんの薬を体に入れていますけど

あなたは、その薬の効果と正しい飲み方、

注意しなくてはならない副作用について

理解していますか?

 

「お医者さんが処方したものだから、でーじょーぶでしょ!」

なんて、なんとなく飲んでいるのと

 

体に異変が起きたときに気付くのが

遅れてしまうかもしれません。

 

そこで、今日は、不妊治療で使われる代表的な薬の

効果と副作用を

ぜーーーーーんぶまとめました!!!!

 

これから治療が進み処方される薬も

この記事で確認すれば、

 

どうして処方されたのか?

どのような効果があるのか?

 

がわかりますよ♪

■服用する排卵誘発剤【セキソビット・クロミッド】

排卵誘発剤って言えば、タイミング法から体外受精まで

幅広い治療段階で使われるお薬ですよね♪

飲んでいる方も多いと思います(^^♪

 排卵誘発剤の目的

排卵誘発剤には2つの目的があります。

1つは、排卵誘発です。無排卵の人や自然に排卵しづらい人に

排卵を起こす(誘発)目的で用いられます。

 

2つめは、卵巣刺激です。妊娠の確率をあげるため

卵巣を刺激して、複数の卵を育てることが目的です。

 

排卵誘発剤の働き

排卵誘発剤のクロミッドやセキソビットは、飲み薬です。

この薬、卵巣に働きかけると思いきや、

実は、に働きかけるお薬なんです。

(え?知らなかったの私だけ?)

 

体の中に入ったクロミッドやセキソビットは、

脳に、

「あのーーおたく、

卵が育ってないみたいなんですけど?」

と、働きかけ、脳に卵が育ってないと錯覚させるんです。

 

連絡を受けた脳は、

「まじすか?いやー気づきませんでした。

いつもどおりホルモンの指令

だしたはずなんやけど・・・

なら、追加しとくわ!」

 

と言って、脳から

もっと卵を育てたまえ」指令が卵巣に下ります。

 

一方、

 

hMGとか、FSH製剤っていう排卵誘発の注射は、

飲み薬みたいに脳を介しません。

 

卵巣に直接

「卵育ってません!今すぐ育てたまえ!」と

指令を下します。

 

誘発効果の高さで言うと、注射がダントツです。

副作用もあるんですけどね。

 

さて、次に、

排卵誘発剤の商品名別、使い方と副作用を見ていきましょう!

シクロフェニル製剤・・・セキソビット

セキソビットは、排卵誘発剤の中でも誘発効果が一番低い薬です。

無月経や排卵が起こりづらい人に処方します。

誘発効果が低い=副作用も起こりづらいです。

 

セキソビットの副作用は、目のかすみや頭痛・下腹部の張りです。

飲み方は、1日4錠~6錠を医師の指示に従い5日~10日服用します。

 

クロミッドを長期服用して副作用が出た場合は、

しばらくセキソビットに切り替えることも多いです。

 

クロミフェン製剤・・・クロミッド・セロフェン・フェミロン

排卵誘発剤と言えば、クロミッドを思い浮かべる方も多いのでは?

クロミッドやセロフェンは、クロミフェン製剤の製品名です。

 

クロミッドに関しては過去記事をどうぞ

ahaha70.hatenablog.com

【クロミフェン製剤の特徴】

複数の卵を育てるために卵巣刺激ホルモンの分泌を促す。

重症の排卵障害じゃなければ、多くの場合で排卵が起こる。

 

【どんな人が使う?】

無排卵や排卵が起こりづらい人、

月経がまれにしかない人の排卵誘発に使います。

また、人工授精(AIH)や体外受精(顕微授精)の際にも

使われます。

 

【クロミフェンの効果】

通常だと1個しか育たない卵子が複数育ちます

卵子をたくさん育てることで人工授精の妊娠率を上げようと

するお薬です。多胎妊娠する可能性もあります(確率は5%くらい)

 

【副作用は?】

クロミフェン製剤の副作用は、

軽いOHSS(卵巣過剰刺激症候群)や多胎妊娠、頭痛や目のかすみ

下腹部の張りなどを感じます。

 

クロミフェンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)を抑えるため、

頸管粘液が少なくなる、体がほてるという副作用が出ることも。

また、子宮内膜が薄くなるといった副作用もあります。

 

■直接卵巣を刺激!hMG製剤とFSH製剤について

先ほどもご紹介したように

hMG製剤やFSH製剤は、注射で直接卵巣を刺激するタイプです。

 

高い効果が期待できる反面、

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などの副作用に

注意しなければなりません。

 

hMG注射の特徴

hMG製剤は、ゴナドトロピン製剤で、

FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)が含まれています。

人のホルモンから抽出されています。

 

hMG製剤の製品には、

HMGテイゾー、フェリング、ゴナドリーグ、コーワなどがあり、

製品によって、FSH:LHの比が異なっています。

 

卵巣を直接刺激するので、排卵誘発効果の高い薬として

体外受精や顕微授精でもおなじみのお薬ですよね。

 

hMGの効果と目的

hMGを使う目的は、クロミッドで効果が出なかった方、

無排卵症の方、人工授精・体外受精などで

より多くの卵子を発育させたい場合に

使います。

 

私は人工授精で使用済み。

 

人工授精では、3~4個育つと言われていますが、

確かに使ったときは、3個育ってました。

(このときは、多胎妊娠を期待したものです♡)

hMG注射の使用は?

体外受精で使うときは生理開始3日~5日に投与開始。

卵胞の状態を見ながら7日~10日間投与・調整していきます。

 

体外受精では10個くらいの卵を作ることを目指していますが、

効果は人によりさまざまです。

(hMGを使っても1個とか2個しか育たない場合もあるの)

 

FSH製剤って何?

FSHとLHが混在するhMGとは違い

FSH製剤は、LHをほとんど含みません。

 

使用する目的はhMGと変わりませんが、

LH値が高めの多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人に

使うことが多いです。

注意したいhMG製剤とFSH製剤の副作用は?

排卵誘発効果は高いけどその分、副作用のリスクがある

hMG(FSH)注射。

 

代表的な副作用は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)です。

薬の影響で過剰に卵巣が刺激されるため

卵巣が腫れて腹水や胸水が溜まるなどの症状が現れます。

重症になると、血栓症や脳梗塞などが起こる危険もあるんです。

 

なので、投与するときは

副作用を避けるために、卵胞の発育を見ながら注射していく必要があります。

 

■排卵誘発剤の副作用には多胎妊娠もあります

不妊治療をしていたら、もう、双子でも三つ子ちゃんが宿ってくれないかな

と思ったりもしますよね。

 

副作用が多胎と聞くと、「副作用じゃないやん!」って感じてしまうけど

多胎妊娠は出産するまでとっても、とっても大変で危険なものです。

 

特に、高齢出産は……。

出産は一人でも命がけです。

分娩を行う産科も限られますしね(´・ω・`)

 

誘発剤を使った多胎妊娠率は

クロミッドで約5%ほど、hMGでは約20%くらいと言います。

そのほとんどが双胎(双子ちゃん)です。

 

■自然排卵があるのにクロミッドを服用する意味

タイミング法や人工授精では、排卵誘発剤を使うこと多いですよね。

自然排卵があるのに、排卵を誘発する薬を使うのは、

 

良い卵を育てて

黄体機能を高める

そして、妊娠率をアップさせることです。

 

排卵誘発剤で良い卵を育てて

黄体ホルモンの分泌を促し

着床や妊娠の維持につなげるという目的があって使います。

 

お薬ですから副作用はありますし、

長期にわてって継続して服用し続けることは

避けた方がいいですが、

 

「妊娠」に対して効果も高いお薬なので

上手に付き合っていきたいですよね。

 

■おわりに

タイミング法をやっているとき、

 

排卵誘発剤=めちゃくちゃ効果があり、副作用が怖い

 

という勝手なイメージがあったのですが、

今ではすっかり慣れてしまいました。

 

極度に怖がる必要はないけれど

お薬だから、慣れてしまうのもよくないですよね。

 

体に気になる症状が出たときは、

どんなことでもいいので、病院に伝えましょう。

 

hMG注射の場合、注射した皮膚が過敏症を起こすこともあるので

注意して観察してください。

 

それにしても、hMGや、hCG注射って痛いですよねぇ。。

その痛みにも慣れてきた私は、

どんどん、どんどん、治療の痛みに強くなってきました。

(心の痛みの方が辛いかも)

 

不妊治療にお薬はつきものだけど、

どんな目的があって、どんな副作用があるかを知っていれば

上手く付き合っていけると思いますよ。

 

それでは、今日はこの辺で失礼します。

いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

お時間あれば過去記事もどうぞ♪

 

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