妊活ブログ〜ハピコの二人目不妊〜

4年前流産し、現在二人目不妊を克服すべく妊活中・・・今更聞けない不妊治療の超キホンから、不妊治療のリアルを現在進行形でお伝えします☆

妊婦さんいっぱい!久しぶりに行った産婦人科の破壊力がすごかったという話

あっちもこっちも妊婦さん!不妊治療中はやっぱり辛い?

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こんにちは!ハピコです。

 

ずっとずーっと不妊治療専門病院で治療をしてきた私。

 

なので、

この感覚・・・ちょっと忘れてました。

 

ええ・・

周りが妊婦さんだらけの

産婦人科の雰囲気。

 

不妊治療中の私には、

自分が思っていたよりもダメージが大きかったようです。

 

大きなお腹がたくさん。

あっちもこっちも妊婦さん。

 

嬉しそうにつきそいに来てる旦那さん

お腹をさする妊婦さん

並んでいる雑誌はほとんど妊婦さん用

 

この破壊力って

半端なかった

■私が産婦人科に行ったわけ

 

そもそも、不妊治療してて

まだ妊娠していない私がなぜ、産婦人科に行ったかというと

 

もちろん治療のためです。

産婦人科に行ったのは、4年ぶり

流産のとき以来かな。

 

産婦人科。

 

でも・・・不妊治療もしているしさ

妊娠中の友達とこの前ランチしたばっかだし

言うてもそんなダメージないでしょ・・

 

なんて軽い気持ちで行ったけどね

びっくらこいた。

 

当たり前だけど

待合室に座ってるみんな・・・お腹が大きい。

あれ?

あれ?

 

直視できない。

 

受付で

「初めてなんですけど・・・」

って言ったら

 

結構大きめの声で、滑舌よく

「妊娠の確認ですか?」

 

って言われた。

 

マジか

 

そのトーンに返すほどの余裕もなく

小さな声で「いえ・・そうじゃなくて・・」

 

と返すのがやっと。

 

この場で

周りに妊婦さんがいる中で

「不妊治療を希望して・・・」

 

って言わなければならないなんて。

 

誰も見ていない

誰も気にもとめてない

誰にも聞こえないかもしれない

 

でも、私の背中には

たくさんの目線が集中してるような感覚になってしまった。

 

不妊治療専門の病院なら

「不妊治療を希望している人」

しかいないから

こんな気持ちにならなかった。

 

待合室でも、みんな同士っていうか

戦友っていうか・・・。

 

治療している人ならわかるよね?

 

治療が長くなった最近では

不妊治療していることを口に出すことに

だんだんと抵抗がなくなっていた。

 

友達

家族

このブログ

 

でもね、やっぱり産婦人科では

言えなかったよ。

 

小さな声で伝えるのがやっと。

■妊婦さんの横で書く問診表が辛すぎるぜ

渡された問診表は、不妊治療専門のやつ。

 

  • 他の病院で治療はしていますか?
  • 生活習慣・食生活のチェックリスト
  • 治療の簡単な経過
  • 出産歴
  • 流産歴

などなど

 

受け取って、空いてる席に座ったけど

妊婦さんの横。

 

目線に大きなお腹が入ってね

 

ああ・・赤ちゃんだ・・

 

って。

 

思ったよりも、堪えました。

 

妊婦さんが悪いわけじゃないんだ。

 

だからごめんね。

 

羨ましいだけなんだ。

「なんで私は?」って思うだけなんだ。

 

「いつ来るの?」って思うだけなんだ。

 

だから、ごめんね。

 

あなたも長い、長い治療を経て

ようやくできた赤ちゃんかもしれないよね。

 

 

やっとの思いで問診表を書いた。

立ち上がって、歩いて行く途中、よちよち赤ちゃんにぶつかりそうになった。

 

「ゴメンね」

 

大丈夫?

赤ちゃんを覗き込むと大きな目でこっちを見て

またよちよち行ってしまった。

 

■まじかよ・・ここで話すの?

しばらくして、尿検査のコップを渡された。

 

採尿室と書かれたトイレに入る。

私は妊娠検査に来たわけじゃないんだよね。

 

この尿検査っていちを、妊娠検査もするのかな?

 

 

んで、

「あれ?陽性出てますよ」

とかって言われないかな・・・

 

なんてありえない想像をしながら

速やかに採尿からの提出。

 

再び待合室に座っていると、

看護婦さんが私の名前を呼びました。

 

「詳しいお話を聞きますね」って待合室の一角の椅子を引いた。

 

ええええええええーーーーーーーーーー!

こ・・・ここで

 

今までの長い経緯を

この場所で話すのですか?

 

す・・・・すごいハードル

 

これは何かの間違いではなかろうか?

もしかしたら、妊娠確認と勘違いしているのではなかろうか?

 

そうだ!

 

そうに違いない!

 

だって、70センチ横では、妊婦さんが血圧測ってるし、

1m50㎝後ろでは、

妊婦さんが、たまごクラブを読んでるんです!

 

こりゃ、私が妊婦さんと勘違いしてる率99%だ!

 

看護師さん、間髪入れずに

「えっと、じゃあ、いつから治療してるか聞かせてください」

 

って

 

NOーーーーーーー!

 

この看護師さん、ちゃんと

私が不妊治療希望ってことを、認識してやがるぜ!

 

不妊治療の人には配慮があるはずって考えが間違いだった

 

NAINAINAI!

配慮ない!

 

NAINAINAI!

遠慮ない!

 

NAINAINAI!

もう止まらない〜

 

明るいトーンで話しかける看護師さんを前に

心の中でシブがき隊熱唱・・・。

(昭和生まれバンザイ!!)

 

緊張やらなんやらかんやら

やべ・・・なんか出そう。

げぷっ・・。

 

 誰かに聞かれるかもしれない

聞かれたくないなーー

 

って気持ちが強くて

時系列にわかりやすく

話すことが全くできなかった。

 

動揺すればするほど

 

  • いつ流産したのか?
  • いつから治療始めたのか
  • どこからどこまで、どの病院に通ったのか?
  • 薬は何を使ったか?
  • どんな状態だったか・・・

わからない・・・

いつ

 

 

ってか、書かなかった?問診表に

書いてないのか・・・

 

すごい・・・

とにかくすごいハードルの高さだ。

 

じんわり脂汗・・・

顔がテッカテカ

今日、ツヤ肌ファンデやめときゃよかったな・・・

 

 

もう・・・やめてたもれ・・・。

ハピコちゃん萎縮なう・・・。

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なんだかよくわからないまま

看護師さんとの話が終わって・・・。

 

席を立ったけど、待合室の方見れない。

 

そのまま、端っこの方で

丸くなってた。

 

私はダンゴムシ

私はダンゴムシ

 

どこかに・・・

どこかに・・・

 

同士はいらっしゃいませんかあ〜

 

って少し顔上げてチラ見したけど

分かんね・・・。

 

院内に響く赤ちゃんの声。

 

何?

生まれたの?

 

赤ちゃん抱いて診察室を出てきたお母さん。

 

あ、一ヶ月検診か。

腕にすっぽり収まってる

一ヶ月の赤ちゃん、、小さーー

■その時私の耳に聞こえてきた妊婦さんの声

なんだかなーー

 

なんでここいるのかなー

 

早く呼ばれないかなーーー

 

って、寝たふりして過ごしてたら

 

耳に入ってきた妊婦さんの声に

私の右耳ダンボ

 

「少し出血があるんです。心配でたまらない」

「また流産してしまったらどうしよう」

 

あああああああああああああ

 

そうだよね、そうだよね。

妊娠したって、心配事多いよね。

 

無事に生まれてくるか

無事に育つか・・・

 

妊娠ってゴールじゃないもんね。

また新たなスタートなんだもんね。

 

たくさん不安で

たくさん怖くて

 

私が不妊治療してるからって

配慮を!

配慮をー!

って思ってしまったけど。

 

違うわ

 

やっぱり。

ここにいる妊婦さん一人一人に事情があり

妊娠までの経緯があって

思いがあって

悩みがあって

 

そしてこの中に

不妊治療をして授かった人もいるわけで

 

現在治療中の人もいるわけで。

 

そういうことを考えていると

 

自分だけ、恥ずかしいとか、

なんか辛いとか思ってた気持ちが

だんだん薄くなってきました。

 

もう大丈夫だ!私ここに通えるかも

やだなー

やっぱりやだなー

 

不妊治療専門病院に帰りたい。

あそこに戻りたい

 

なんで産婦人科に来ちゃったんだよ

あたし・・・。

 

なんて考えてた1時間前でしたが、

いつの間にやら

私、ここに通えるカモ

 

って気持ちに切り替わってました。

 

多分、判定日とかダメだった時とか

辛くなる時もあるだろうけどね。

 

ちなみに待合室にいたのは3時間です。

なげっ・・・。

■おわりに

二人目不妊だから

 

そんな風に言われると、

「そうかもしれない」って返すしかないのですが、

二人目不妊でも、結果が出ないのは辛いわけで。

 

あれもダメ

これもダメ

じゃあ、これはどうだろ

 

家の事情・お金のこと・・

いろいろな制約がある中での不妊治療。

 

できることは転院して

今まで受けたことのない治療を選択することでした。

 

で、それはこの病院に通わないとできない。

 

産婦人科の破壊力によって

私の

「不妊治療希望してます、ちょっと配慮してください」

って気持ちがぶち壊されました。

 

開き直っていこ〜

 

みんな自分のことで精一杯で

赤ちゃんのことで精一杯で

私のことなんて気にもとめてないはずだ!

 

と言っても、これは私の話です。

偉そうなこと言ってるけど

 

あかん・・・やっぱダメや、産婦人科・・・

いや、妊婦さんウェルかむ

 

あかんわ・・・お腹大きいの見れねえ

妊婦さんファイ!

 

って危うい気持ちの浮き沈みを繰り返すのは

間違いないであろう私・・。

 

治療中の辛さは、気持ちの波やコントロールできないことが多い。

 

辛かったら、不妊治療専門の病院を選べばいいのです。

 

自分の気持ちの通りに行動すれば

きっと大丈夫。

 

妊婦さんが辛い=心が狭いとか

 

自分を責める必要なんてないしね。

 

ってことで、産婦人科の待合室で豆粒ほどの小さな悟りを開いた私でした。

それでは、今日はこの辺で失礼します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。