不妊の原因にもなるのか?経皮毒について!経皮吸収率が一番ヤバイ体の部位はここだ!
便利だからと選んでいるもの。果たしてどこまで影響が?
こんにちは!ハピコです。
ナチュラル・無添加・オーガニック。
近年、自然派化粧品を選ぶ人が増えてきていますよね。
どうしてそれを選ぶのか?
大きな理由は、経皮毒です。
そもそも経皮毒という言葉が広まったのは
竹内久米司 『経皮毒―皮膚から、あなたの体は冒されている!』
という本からです。
私もこの本で経皮毒を知りました。
経皮毒とは、皮膚から吸収される
有害化学物質のことです。
「体内に入った化学物質は子宮に溜まる」
なんて話を聞いたことはないでしょうか?
皮膚から吸収される有害化学物質の影響で
女性ホルモンの働きが狂い、子宮内膜症などの婦人病が
発症するのではないか?
とも言われています。
今日は経皮毒と不妊の関係、
体の経皮吸収率が一番ヤバイ場所
経皮毒は結局どうなのか?
についてまとめていきます。
経皮毒って何?
経皮毒とは、冒頭でもちょこっと説明しましたが
皮膚から吸収される「毒(有害化学物質)」のこと。
皮膚から吸収することを経皮吸収と言います。
禁煙補助剤やホルモン製剤、喘息の薬など
経皮吸収の作用を目的に医療でも使われています。
皮膚から吸収されたお薬は、血液に乗って
全身に作用します。
皮膚の仕組み
私たちの皮膚って、
- 表皮
- 真皮
- 皮下組織
の3層になっています。
皮膚の役割は、
- 外敵や刺激から体を保護する
- 体温を調節する
- 紫外線から守る
- 細菌やカビの増殖を防ぐ
- 熱い・痛い・冷たいなど感覚を感じる
- 免疫を調節
などの他に、わずかながら皮膚呼吸もしています。
毛穴(毛孔)から汗や皮脂で
有害物質を排出する
と同時に、吸収する働きもあるのです。
皮脂は肌を守るバリア機能
皮膚本来の働きは、「守り」
のため、吸収する力がそんなに強くありません。
皮膚の表面は薄い皮=表皮に守られています。
表皮には毛穴があり、その近くの皮脂腺から
常に脂肪分(皮脂)が分泌されています。
表皮は皮脂に満たされているので
基本、水性のものは吸収されにくいです。
(皮脂に弾かれてしまうから。)
化粧品の例でいえば、
化粧水は、表面的なものだけど
肌の奥からしっとり
肌の奥まで浸透!
こんなキャッチコピーが使われる
美容液やクリームなどは、油の成分が含まれているため
吸収・浸透しやすく感じます。
(実際は、肌の奥までは浸透していない)
表皮は、もともと、自然界に存在する有害な物質を
吸収しないようにできています。
しかし、科学が進歩して登場した有害化学物質は、
分子が小さく、
皮膚が本来敵にしていた自然界に存在するものとは
到底値しない強力な刺激で、攻撃をしてくるため
肌本来の力では対応できない状態なのです。
特に、石油系化学物質は、
皮膚を守っているバリア機能の皮脂を洗い流し、
毛穴から角質層まで吸収されやすくなっています。
化粧品やシャンプーに含まれる
合成界面活性剤なんかが石油系化学物質です。
表皮・真皮まで浸透した経皮毒は
細胞を壊しながら皮下組織まで到達します。
皮下組織には、毛細血管がありますから
化学物質は血液に乗って全身を巡ります。
長くなりましたが、これが経皮毒!
ってことになります。
肌をボディーソープで洗いすぎると
皮脂が洗い流され、カサカサになるのは、
ボディーソープに界面活性剤が含まれているからなんです。
肌を清潔に保とうとして行っていることが
実は肌本来の免疫機能を壊しているかもしれません。
で、これが粘膜ならもっとヤバイです。
粘膜はバリア機能が弱く、有害物質も
ダイレクトに吸収しちゃいます。
皮膚や粘膜から吸収されたものは排毒されにくい
私たちが毎日口にする食品にも
添加物や農薬など有害な物質が含まれています。
しかし、口から吸収された化学物質は
肝臓で、体の代謝酵素によって分解され、
90%が排毒されます。
それに、口や鼻から入ったものは、
くしゃみや咳・鼻水などでも排出されます。
でも・・・有害化学物質は
なんと10%しか排出されません。
え・・・
残りの90%はどうなるの?
はい、残りの90%は長い期間ずーっと体の中に
蓄積されていきます。
(経皮毒は出口のない毒と呼ばれています)
ちなみに、口から入った化学物質で
排毒されなかった残りの10%も
体の中に溜まります。
しかも、体内で毒素を分解する役目のある
腎臓や肝臓には大きな負担をかけてしまうことに
なります。
毒がたまるとどうなる?
経皮毒が怖いのはここから。
吸収した毒素は、脂肪の多い部分にたまります。
皮下組織は皮下脂肪があるので
毒素はここに溜まり、血液に乗って全身へ。
女性の場合は、子宮の裏側に溜まりやすく
男性は前立腺に溜まりやすいと
言われているのです。
(脳も経皮毒がたまりやすい)
溜まった毒素は、その毒性によって
体の様々な場所で、中毒症状を引き起こします。
また、がんの原因になったり、皮膚の炎症
アトピー、アレルギー、ホルモン障害、気管支喘息などを
引き起こすのです。
有害化学物質や環境ホルモンは不妊を引き起こすことも・・・
最近では、化学物質(環境ホルモン)には
子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、乳がん、
生殖腺ガン、精子の数が減少するなどの
影響があると言われています。
人は、体の中で様々なホルモンを分泌して
発達し、健康を維持しています。
しかし、有害な環境ホルモンは
女性ホルモン(エストロゲン)の働きを
狂わせると考えられているのです。
毒の影響は、自分だけではありません。
経皮毒は赤ちゃんに受け継がれる
自分が不妊になってから、
ものすごく心に響いた言葉があります。
それは
「子育ては、子供が生まれる10年も20年も前から
始まっている」って言葉。
私が通っていた鍼灸の先生が
言っていました。
どういうことかというと、
日常私たちが何気なく使い、
知らないうちに吸収している
化学物質は、体に蓄積して、
妊娠中、胎児にも毒が入り込んでしまうからです。
赤ちゃんは、お母さんのお腹にいる間に
細胞分裂を繰り返し成長します。
生まれてくるまでに一番大切な時期に
化学物質の影響を受けるなんて
怖いですよね。
そうやって、子供・孫・ひ孫へと
受け継がれてしまいます。
石油系化学物質が使用されだしたのは、
いうても、ここ50年です。
今では、ものすごい数の日用品に使用されています。
それと比例して、どうでしょうか?
いろいろな病気も急増していますよね。
特に、今でいうと不妊が多い。
不妊の原因は年齢、
また、近年増加している婦人科系疾患は、
現代の女性の出産回数が少ないためという理由が大きいです。
しかし、有害化学物質の蔓延も除外できません。
経皮毒はニセ科学?
経皮毒に関しては、様々な意見があります。
経皮毒はニセ科学だ!神話だ!嘘っぱちだ!
って話です。
なんでこう言われるかというと、
経皮毒と病気の因果関係に研究結果がないからです。
と言っても、安全が証明されたわけでもない。
日常的に使われている化学薬品が多すぎて
複合的な使用での安全性が確認されていません。
経皮毒は、長い年月をかけて蓄積するため
病気が発症した原因として関連付けるのは
難しいとされています。
「人間は、毒を排毒する機能があるから
影響はない!免疫システムもあるし、
異物から体を守る機能もあるじゃないか!」
っていう話もある。
どうなんでしょうか・・・。
有害な化学物質に対応する機能が人間にあるのでしょうか?
石油製品を代謝できる機能が
人間にあるわけがない。
もともと人類って化学薬品が発明されてない時代に
生まれたわけで、それからかなりの年月が経ったからって
有害物質に体が順応するとは
思えませんよね。
お得意の「直ちに影響はない」ってやつでしょうか。
どう判断するかは、自分で決めることです。
経皮毒を心配しなくてもいいと言われました!
医師に経皮毒について聞いたところ、
失笑をいただきました。
そんなの気にしてるストレスのほうが
不妊につながる要素が大きいと。
私みたいに不妊原因がはっきりしない場合
- あれが原因か?
- これが良くないのか?
と探してしまうのですが、
医師からはっきりと
「あなたのその心配性が原因の1つじゃないか?」
と言われましたね。
皮膚のバリアはとても優秀で
それを通すには相当小さな分子じゃないと難しいそうです。
でもって、それを踏まえた上で↓この話題。
経皮吸収率がヤバイのはこの部位!
私たちの体は、部位によって経皮吸収率が
違います。
化粧品のパッチテストって、
腕の内側の柔らかいとこでやりますよね。
これは、腕の内側が吸収率が良くて
反応が現れやすいからです。
でも、体にはもっと経皮吸収率が良く
注意すべき場所があるので
知っておきましょう!
経皮吸収率が高い場所とは?
腕を1として、経皮吸収率を部位別にみると・・・
- 頭皮:3.5倍
- 背中:1.7倍
- 手のひら:0.83倍
- 性器(粘膜):42倍
- 足の裏:0.14倍
- ほお:13倍
- あご:13倍
- わきの下:3.6倍
ヒーーーー!!!!
性器42倍!!!!
おそろしや〜〜〜!!
性器なんて子宮・卵巣までダイレクトに届きそうだし
やっぱり経皮毒は、考えておかなきゃいけないなと
思う数字に思います
が
女性の場合は、膣の粘膜がってことです。
外陰部は皮膚に追われてますし
粘膜が露出することってないですよね。
ってことは、そんなに心配しなくてもいいレベルなのでは?
と思います。
身近で気を付けたい化学物質とは?
では、ここで、化学物質とは具体的にどんなものに
含まれるかをご紹介します。
身近なものから少しづつ安全なものに変えるだけで
心も体も安心です。
のちに授かる赤ちゃんのため、
授かりやすくするためにも
ベビ待ちさんは夫婦で気をつけていきましょう!
女性はケミカルフリーを意識!
女性は、先ほどご紹介した、
経皮吸収率42倍!の性器に注意!
え?性器には何も塗ったりしませんけど・・・
って人!!
正解です。
先ほども言いましたが、
外陰部は皮膚に覆われているので
直接ケミカルナプキンの成分が吸収されることは
ないです。
ただ・・・
肌の弱い方はただれやかゆみを引き起こすので
要注意。
↓これ
紙ナプキンはとっても便利です。
使い捨てればいいから。
でも、紙ナプキンは石油から作られた
高分子ポリマーが吸収剤が使われています。
さらに、ナプキンやオムツ・タンポンなどは
殺菌効果を目的に塩素系の漂白剤を
使用しているものもあります。
(ダイオキシンに注意)
これらの有害物質を皮膚に長時間当て続けるのは
ちょっと怖い。
そこで、オススメなのが、布ナプキン。
布ナプキンにすることは、
かぶれやムレが軽減されます。
最初はちょっと抵抗があるかもしれないけど
使い始めたら、あまりの気持ちよさに
布ナプなしじゃ物足りなくなりますよ♡
いやいや、布ナプキンなんてマジで不快!
絶対に使いたくないし!
って方、
外出時や量が多い時、布ナプキンじゃ不安って方は
コットン100%のナプキンで解決!
ちなみに・・・赤ちゃんの紙おむつも、
紙ナプキンと同じ素材でできています。
とはいえ、新生児のオムツ変えは
かなりの回数になるので、布オムツは大変!!!
慣れないうちから、育児を頑張りすぎると
辛くなってしまうので、オーガニックコットンのオムツを
選んでみてはいかがでしょうか?
ナチュラルムーニー テープ S (4~8kg)60枚[オーガニックコットンおむつ]
- 出版社/メーカー: ユニチャーム
- 発売日: 2016/10/25
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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頭皮は3.5倍!シャンプー・リンスに注意
頭部の経皮吸収率は3.5倍。
シャンプーは毎日のことだから気になる方は
避けてみる。
ってことで、
スーパーに並ぶシャンプーにも
ケミカルフリーのものが増えてきました。
気をつけたい成分は
- ラウリル硫酸系
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
- ジブチルヒドロキシトルエン
- パラベン
- ソルビン酸
- スルホン酸系
などです。
背中ニキビなどは、シャンプーの影響もあるそうです。
洗剤選びも大事ですが、よく洗い流す!ってことを
重視してください。
シャンプーやリンス、ボディソープは、100%天然成分のオーガニックシャンプーもあります。
強いカラーリング剤やパーマ液などは
皮膚がかぶれる原因になるので
注意しましょう!
アレルギーの原因になる日用品はこんなにある!
私たちの生活に欠かせない
↓こんな日用品にもアレルギーの原因にもなるものがあります。
- 洗濯洗剤(蛍光増白剤・漂白剤)
- 柔軟剤(陽イオン界面活性剤)
- 入浴剤(PG・防腐剤・着色料・合成香料)
- 歯磨き粉(研磨剤・合成香料・ラウリル硫酸ナトリウム・PG)
- 制汗剤(バラペン・塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム)
- 化粧品(界面活性剤)
制汗剤によく使われる塩化アルミニウムは、
遺伝子を傷つけるとも言われています。
ここ最近はスーパーにもオーガニック洗剤が並んでいるので
ちょっと高いですけど、選ぶ価値はありです。
歯磨き粉はこんなやつ
made of Organics ホワイトニング トゥースペイスト 75g
- 出版社/メーカー: たかくら新産業
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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私の友達に歯科医がいるのですが、
自分の子供には絶対に歯磨き粉を使わせていないという事実。
それを見て、私も歯磨き粉は
ちゃんと選ぶようになりました。
口って経皮っていうより
モロ粘膜ですからね。
ちなみに、界面活性剤は化粧品に使われています。
毎日のメイク用品も気をつけたいですよね。
私は、毎日使うメイク用品は、
皮膚科医が開発に関わる、エトヴォスを愛用してます。
- シリコン
- パラベン
- キレート剤
- 石油系合成界面活性剤
- 鉱物油
- 合成香料
- 合成着色料
上記7つの成分が使われていません。
皮膚科でオススメされることもあるほど
優秀な化粧品!お値段もお手頃なので、
メイク用品は全てエトヴォスで揃えています♡
経皮毒とどう付き合う?
経皮毒、経皮毒って
いうと強くなってしまいますが、
現代に生きている限り、全てを避けるなんて
無理な話です。
便利な世の中になったおかげで
助かることもあるし、
あれも、これもダメなんて言ってると
「どうやって暮らせばいーんだよ!」
しゃらくせ〜
って状態になりますよね。
日用品を見直したり、
口にするものを気をつけるとしても、
ストイックになると続きません。
自分が気になるところから始めるだけで
体は全然違うそうなので、
長〜い目で育てていきましょう!
医師の反応は「心配しなくていい」レベルなんで。
ただ、ベビ待ちさんはすぐに妊娠する可能性があるから
避けられるものは、できるだけ避けると安心だって話です!
毒素はできるだけ出そう!!
あとは、毒素を排出する活動の70%を担っている
「大便くん」を意識してあげましょう!
ダメ!絶対!便秘!!
便が出ないと、毒素が体に残るだけじゃなくて
腐敗して、有害ガスを発生させてしまいます。
有害ガスは、血液に乗って全身に運ばれるので
便秘になっていいことなんてありません!
- 適度な運動
- 規則正しい生活
- ストレスを溜めない
- 食物繊維をとる
- 乳酸菌を摂る
- 水分不足にならないようにする
便秘がちな人は、経皮毒を怖がるより
まずはその便秘を見直しましょう!
よもぎ蒸しやファスティングも効果的です。
おわりに
経皮毒を知るまで、石鹸に石油由来のものが
使われていることさえ、無関心でした。
なーんで、石鹸に石油が?
って感じだったのですが、
思い出したのです。
車やバイクをいじることが好きな旦那が
油汚れをガソリンで落としていたことを。
「石油は汚れ落ちがいい!」
ってドヤ顔だった旦那さん。
繋がった。
石油は汚れ落ちがいいから
石油由来の界面活性剤たっぷりの
合成洗剤が世に溢れているんですね。
で、
確かに、よく落ちる。
天然由来の洗剤を使うと
「ものたりねえ!」
って思ってしまうのですが
私はただでさえ、皮膚が弱いので
せめて、毎日使う日用品だけは
最小限、天然由来を選ぶように
なりました。
(全然、まだまだですけど)
育児は20年前から始まっている。
今の自分を作ったのは、過去の自分なので、
神経質にならない程度に
未来の自分のため、赤ちゃんのために続けていきたいなと
思っています。
変に怖がりすぎることは
ないのです。
ということで、今日は「経皮毒について」でした!
いつも、最後まで読んでいただきありがとうございます。