妊活仲間とのランチ会で「不妊治療をしてよかったと思うことはある?」という難しいお題に私が答えたこと
不妊治療をしてよかったと思うことはありますか?
んなもんっ
あるわけねぇーーー!!!!
こんにちは!ハピコです。
つい先日、妊活仲間とランチに行ってきました。
いやぁ、年末年始って何かと集まりが多くてね、
妊婦さんがいたりね、赤ちゃんが生まれていたり
にぎやかですよね。
「家族が新しく増えました~!」
って年賀状が2枚も3枚も来ると
不妊治療中の私としては、
ボディブローのように効いてくる。
ってな話題は、妊活中のあるあるですよね。
そこで、年末年始のもやもやした気持ちを
思いっきり発散させるためのランチに行ってきたのであります。
今日はそのランチ会で出た
「不妊治療をしてよかったと思うことは?」の質問に
その場にいた治療中3人、妊活中1人が出した
5つの結論を記事にしました。
■そもそも、なんでこんな質問が出たのか?
不妊治療をしている方ならわかると思うのですが、
不妊治療をしてよかったことなんて
正直、ありませんよね。
できれば、今すぐにでも辞めたい。
やらずに済むなら、だれも好んでやりません。
なので、私の答えは
「んなもん、ねぇ!!!」
です。
もし、不妊治療してよかったことは?と聞かれて
即答できるならそれは、
「治療で赤ちゃんを授かったとき」
です。
そんなことわかりきっている妊活仲間ですが、
年末年始に
- 家族増えましたの年賀状
- あけおめメールのついでの「赤ちゃんどう?」のくだり
- 家族・親族からのプレッシャー
- 赤ちゃんの可愛さにやられた
- 大きなお腹を見てうらやましかった(´・ω・`)
なんて感じの展開にダメージを受けて、
心がとげとげしくなっちまったんです。
ランチ会では冒頭から
毒々しい言葉と感情があふれ出していたので
治療をちょっとポジティブに捉えよう!
って話になって出た質問がコレ。
苦しまぎれの自虐的な質問ですよね。
まだまだべビ待ちの私たち
治療中の私たち
そして、年末年始のダメージを受けている状態では
不妊治療してよかったことなんて
ない!
デザートのケーキをほおばりながら
「あるわけない!」
「治療せず自然に授かりたい」
「でも出来ないからやるんだ!」
って言葉連発。
だよね、
だよね。
自然妊娠や治療をしないで授かった場合と比べると
いいことなんてない。
それでも、それでもね、
治療をやらなければ
経験しなければ、わからなかったことって
たくさんあるんですよね。
今日はちょっとそれを挙げてみよう!
ってな展開になりました。
治療をしてよかったことなんてないけど
しいて言えば・・・
■不妊治療をしてプラスになった5つのこととは?
1つ目:不妊治療への理解が深まった
不妊治療をするまでは、
治療に対して偏見を抱いていた子が多い。
「治療するまでこんなにつらいと思わなかった」
「もっと人工的なものだと思っていた」
なんて言葉が多いです。
不妊治療って
実際は、妊娠しにくい状態を医療で補うこと。
そりゃ薬や最先端医療を使うけど
妊娠するか否かはやっぱり自分の身体や
タイミングや状態しだいなんです。
どんなに高度な医療を受けても
自分の卵子や子宮の状態、
旦那さんの精子君のご機嫌によるので
こればっかりはやっぱり授かりものだってことになっちゃいます。
日本は不妊治療への理解が低く
なかなかオープンにできない。
不妊治療をしなければ
知らなかったことも多くて
治療の経験は、勉強になったな・・・と思います。
2つ目:病気が見つかったこと
これ!
不妊治療の過程で病気が見つかることは
早い段階で治療ができますから
「妊娠できたこと」以外では
唯一、不妊治療をしてよかったと思うことに
挙げられます。
私は、ポリープが見つかり、取ると今まで謎だった出血が止まりました。
ある友達は、男性不妊が発覚しました。
今まで不妊=女のせいだと考えていた旦那さん。
男性不妊が発覚して態度が一変したそうです。
別の友達は、最初の不妊の検査で受けたガン検診で
初期の子宮頸がんが見つかりました。
その子は、もし不妊じゃなかったら
自分で検査を受けることもなかっただろうし
命を救ってもらったと言っていました。
また、多嚢胞性卵巣症候群だということがわかった友達もいます。
ちなみに私は、治療当初
黄体機能不全とわかり、改善できています。
また、不妊検査の登竜門
卵管造影検査で卵管の詰まりがみつかり
改善できた友人もいます。
不妊治療を始めたからこそ見つかった病気。
病気は早めに見つかる方が断然いいです。
赤ちゃんが欲しいと思って病院へ行かなかったら
病気が進行していたかもしれませんよね。
3つ目:旦那さんへ愛情が深まった
うーん、実はこれランチ会でも2極化したんですよね。
不妊治療を始めて、夫婦仲が悪くなる夫婦もいます。
「何で理解してくれないの」
「なんでもっと協力してくれないの?」
「そんな人だと思わなかった」
とかね。
治療中は、なかなか赤ちゃんができない苦しさから
旦那さんに当たってしまうこともあるし
旦那さんの方も、思いやりに欠ける言動があることも
しばしばです。
とは言っても、不妊治療を
夫婦ともに協力して、お互いの存在を強く意識し
愛情が深まる夫婦も多い。
改めて旦那さんへの愛情が増す人もたくさんいます。
私の場合はね
主人まったく治療に協力的ではありません。
(私から見てですけど)
いや、仕事の都合が付く日は
病院への送り迎えとかはしてくれますけど
病院に入ることはまずない。
葉酸は飲んでくれるけど
男性不妊検査を受けるにも時間がかかった。
不妊治療=女がするものだと思っているので。
だけどそれはそれで割り切るしかないと
思ってます。優しいとこもあるし、いいとこに気付いて
徐々に理解してもらう方向で頑張ってます。
私がこんな気持ちになったきっかけは↓この本です。
不妊治療を始めてから
愛情が深まったと言えば、間違いなく深まってます。
4つ目:痩せた&健康的な生活になった
不妊治療を始めてから
自分の身体を気遣うようになった方多いですよね。
私は、妊娠体質になるために必要な栄養素を勉強して
食事に取り入れ、適度な運動も意識するようになりました。
↓これが私の勉強ノートです。
字が汚いので小さめに・・。
こんな感じで3冊くらい自分の得た妊活情報を書き溜めています。
ノート好きなんですよね。もはや趣味です。
ちなみにノートは1枚を縦半分に折ってびっしり無駄なく使うタイプです。
(知らんがな)
生活習慣も整えたし、お酒も控えた。
めっちゃ健康的です。
(赤ちゃんまだこないけど)
治療する前の私は、体調を崩すことが多く
すい臓が悪かったりしたんですけど
今はすっかり調子がよくなりまして、
すい臓が痛むことがなくなりました。
便秘も解消したし、
最近は肌の調子がすこぶるいいです。
おりものの状態とかね、月経の状態も
自分で「あ、なんか調子悪いかも」って
わかるようになっています。
ちょっとぽっちゃりだったお友達は
食生活を生活習慣を変えてすっかりスレンダーに。
妊娠するには体が資本ですからね。
添加物とかも考えるようになって
身体にとってはとてもプラスになっていると思います。
5つ目:人の痛みがわかるようになったこと
つらい経験や感情は人を成長させるって言うけど
確かに私は、この不妊治療を経験して
考え方が変わりました。
不妊治療を始める前はね、
子供=すぐできるなんて思っていたので、
自分が気付かないうちに「子供は?」とか
「二人目は?」とか聞いていたかもしれない。
兄嫁ごめんね・・・。
でもね、今は絶対に言わない。
「まだ?」とか「早くしたほうがいいよ」とかね。
余計なお世話ですよね。
経験したからこそわかる感情。
未熟な人間の私でも、少しだけ誰かの痛みに寄り添うことが
できるようになりました。
辛いときに寄り添ってもらえると
その時のやさしさ、嬉しさが身に沁みますし
どんなことで傷つくか
何が辛いかも経験してわかることなんですよね。
治療する前の私と比べると
人間力の値がちょっとだけアップした気がします。
■考えてみると思ってた以上にプラスがあった
最初はね、
不妊治療でよかったことなんてない!!
なんて言ってたけど、
人によっては病気が見つかったり
夫婦仲が良くなったり
体調不良が改善したりと
人生においての重要な部分で、結構大きなプラスが
あることに気づきました。
自分が経験することに無駄なことなんてないんですよね。
(そう思いたい(´・ω・`))
無駄と捉えるか、有益と捉えるかは自分次第だってことにも
気付いたランチ会。
最初は毒づいた言葉が多かったけど、
解散する頃には、ネガティブな雰囲気が減って、
なんだかみんな「またがんばろ」って顔をしてました。
治療をしてなかなか結果がでないと
イライラしたり
絶望的になったり
辛いことの方が多いけど
いいことにも意識を向けると
ポジティブになれるんですね。
なかなか難しいときもあるけど、自分ペースでぼちぼち頑張っていこう!
えいえいおー!
それでは今日はこの辺で失礼します。
今日も良い1日をお過ごしください♪
お時間あれば過去記事もどうぞ