着床とは?着床の窓って何?不妊治療始めたての私が着床について勘違いしていたこと
え・・・着床ってそういう状態だったのね・・・(´◉◞౪◟◉)
こんにちは、ハピコです。
昨日、新しいメガネを作ってきました。
視力がかなり落ちていて、
NEWメガネをかけた途端
世界はこんなにも明るかったのか~(´◉◞౪◟◉)
と驚きました。
かけているメガネを通して見える世界だけが
真実で
すべてだと思い込んでいました。
でも、
メガネを変えるだけで世界も変わる。
知らず知らずのうちに、人は色眼鏡をかけています。
自分が色眼鏡をかけていることすら気付かない
物事を評価する基準はすべて自分の過去の経験と思い込み。
常識って何?
無知って怖いです。
私は不妊治療を始めたころ、
妊娠について何も知りませんでした。
仲良しすればできるもんだと思ってた。
そんな気持ちでスタートした妊活。
今日は、
不妊治療始めたてのころ知った着床についてのお話です。
■どうやったら赤ちゃんができるか、わかりまてん!
さて、妊活を始めたころの私と言えば
「3か月・・・いや、半年後にはできてるっしょ!」
くらいのチャラい考えを持ってました。
流産がきっかけの妊活でしたが、
妊娠することは簡単で
「流産しないようにするためにはどうしたらいいか?」
そればかりに意識が向いていた気がします。
旦那も同じで(旦那は今でも一緒だけど)
「やればできるっしょ!」
というチャラい夫婦でした。
でもね、なかなかできない。
あれしても、これしても
どうにもこうにも出来ない。
周りはどんどん、できていく
あれよあれよと出産する。
おめでとうを言うばかり
おめでとうって言われない。
あれ?
なんで?
どういうこと?
こんなに頑張ってんのに・・
妊娠って・・・一体何よ・・・。
この思いが妊娠をちゃんと知ろうと思うきっかけです。
「子作りの方法がわからない」
当時も今もですが
マジでそう思っています。
だから、攻略するには敵を知ろう!
と思い勉強を始めたのです。
■私が着床について勘違いしていたこと
皆さん、着床って受精卵がどうなっている状態か知ってますか?
当時の私は、
「たぶんこんな感じやろ?」
と勝手な想像のみ。
子宮内膜に根を張ってるけど
ぷらんぷらんしてる状態かと思ってたの。
着床って文字から
勝手に、床(子宮内膜)に着くことだと思ってた。
だから、夫婦生活の後や、人工授精後は
流れないように、流産しないようにと
二足歩行ロボットASIMOみたいな歩き方をしてました。
着床についてちゃんと知った後は、
人類本来の歩き方を取り戻しています。
そもそも着床とは?
受精卵は卵割を終えて胚盤胞になり
成長しながら子宮内膜に根を張ります。
これは、不妊外来の先生が言ってたのですが、
受精卵ってね、胚盤胞にまで成長すると
ペタペタくっつきやすい性質を持ちます。
だから、卵管からおりてきて胚盤胞になったら
子宮内膜に接着して、なんと子宮内膜に潜り込んで根をおろすの。
↑ここ!
根を下ろすことは知ってたけど、内膜にもぐりこむなんて
当時の私は知らなかった。
みんな知ってた?
■着床の流れをもっと詳しく見てみよう!
不妊治療の中でも最も未知な部分は着床だと言われています。
排卵は超音波で見れるし
受精は体外に取り出し見ることができるけど
着床だけは、発育過程を確認することができない。
原因や問題を見つけることは難しく、
また、有効な治療法もない・・。
今の医学では解明できない
ブラックボックスとも言われています。
↓着床完了までの流れをチェック
1.始まりからもぐりこむまで
胚盤胞は、
内細胞塊と栄養膜という2種の細胞から
構成されています。
子宮内膜に潜り込みを始めた胚は
栄養膜が二層に分かれちゃいます。
1つは栄養膜細胞層と言われるもの。
もう一つは、栄養膜合胞体層と言われるもので
子宮内膜上皮と結合組織にどんどん侵入していきます。
栄養膜合胞体層は、
酵素を分泌しながら、
周りの子宮内膜細胞を分解して
子宮内膜の中に潜り込んでいきます。
(潜り込むとき内膜に傷が付くことで出血するのが着床出血です)
ちなみに、分解された子宮内膜細胞は
栄養膜合胞体層に栄養源として取り込まれます。
2.胎盤の始まり
栄養膜合胞体層は、
HCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)を分泌して
妊娠を維持します。
着床が進むと、
栄養膜合胞体層に腔ができて
母体血液で満たされます。
このとき血液内の酸素や栄養は
胎児が利用して大きくなります。
これが胎盤の始まりです。
これを知ると、ますます、
着床を維持するために
自分の血液に十分な酸素や栄養が入っているか
食べるものやサプリメントについて考えるようになります。
もう既にここから胎児にどんどん酸素と栄養が送られます。
妊娠に気付いてから気を付けても遅いです。
胎児に十分な栄養、補給できていますか?
胎児の先天性異常を防ぐには
妊娠3か月前からの葉酸摂取が必要です。
3.妊娠反応が出ます
卵巣は黄体が刺激され、
エストロゲンの分泌が促進されることで
生理が止まります。
そして、
栄養膜合胞体層はどんどん増殖!!
同時にHCGの量も増加して、
血液中や尿中から検出することが可能になります。
ここでようやく妊娠検査薬に反応するようになるのです。
4.着床が完了!
どっこらしょ!
子宮内膜に、上手に胚が潜り込んでくれると
子宮内膜上皮は、胚が潜り込んだ場所を修復し始めます。
胚が潜り込むときには子宮内膜上皮に傷が付きますが
それもなくなります。
ここで、やっと着床が完了です。
着床した後の胚は、内膜に潜り込んでいるから↓こんな感じに
↑2が着床完了の状態。
すっぽり入っているでしょ?
その上の1番が、着床を始めた胚盤胞です。
私はずっと1番の状態で大きくなるんだと思ってた。
だから、
2番のようにすっぽり内膜に
潜り込んでいるのを知ってびっくり。
これならASIMOのように歩く必要なしですね。
受精から14日ごろに一時絨毛膜絨毛という
胎盤と子宮壁の接触面に突起が作られ始めます。
この突起によって、母体から栄養や酸素を吸収することができます。
■知っておきたい「着床の窓」とは?
着床の窓って聞いたことありますか?
子宮内膜にも胚が着床する最適な期間があるんです。
子宮内膜は通常はかたく、閉ざされています。
でも、受精卵を受け入れる時期は
窓が開かれていて受精卵を受け入れるのです。
この時期を過ぎると着床しずらくなります。
良好な胚を移植しても妊娠に至らないのは
移植のときにすでに窓が閉じていたという可能性も
1つの原因として考えられています。
着床の窓が開かれている期間は?
着床の窓が開かれる期間は、人によって異なります。
また、年齢によっても変わってくるのです。
自然妊娠の場合、受精から5日目~8日目が
窓が開かれる期間だと言われています。
しかし、これが年齢とともに短くなり
40代では窓が開いている期間は
たったの1日~2日程度になってしまいます。
排卵から8日後には着床の窓が閉じ、
子宮内膜が剥がれて生理がやってきます。
排卵後の僅か4日間しか窓は開いていません。
この時期に、良好な受精卵が子宮内膜にやってくることが
妊娠の条件になってきます。
で、この着床の窓が開いているか?いつ閉じるのか?
を知ることはとても難しく不可能なんです。
良好な胚であっても
移植する時期が、着床の窓の期間をずれて
閉店ガラガラ状態になれば
着床できないのです。
もしくは、少々悪条件でも
子宮内膜に潜り込むことができる強い受精卵であることが条件になります。
■着床率を上げるためにできること
着床に関しては、医師も神の領域だと言います。
胚を移植してからは、着床することを願うばかり。
ホルモンを補充することはできますが
それでも着床しやすくするための1つの可能性でしかありません。
着床できない理由には人によってさまざまな原因が隠れていますが、
確実にこれと言った判断をするのは難しいところです。
着床の窓が開いてなかったのかもしれないし
子宮環境が悪いのかもしれないし
受精卵の質が良くなかったのかもしれないし。
何が良くなかったかはわからないんですよね。
だから、私たちができることって、
子宮環境をできるだけよく保つこと。
そして、胎児に送られる酸素や栄養を十分に蓄えておくことです。
1.冷え性は改善しておこう!
冷えは体にさまざまな悪影響を与えます。
冷えで血流が悪くなると
胎児に十分な栄養な酸素を送れなくなりますし、
子宮や卵巣は冷えに弱い器官です。
冷えによって本来持っている力を発揮できなくなるのです。
妊娠するには温活が一番大事だと言われていますよね。
体を温めるのではなく、冷やさないようにすることを意識しましょう。
↓酵素化した温果実で冷えを整える!
2.運動不足を解消!
運動不足も血流の低下を招きます。
結果、体が冷えてしまうことに・・・。
ずっとデスクワークとか
無理な姿勢を長時間続けると、
コリや骨盤のゆがみが発生して血流が悪くなります。
赤ちゃんを育てるには、
子宮周りの血液のめぐりをよくすることが大切と言います。
激しい運動ではなくて、
ウォーキングやヨガ、
ちょっとしたストレッチが有効です♪
子宮環境をよくするための活動は
↓この記事も参考にしてください♡
3.必要な栄養素を十分に摂る
体を健康に保つには
口にする食事を意識することが大切です。
特に、妊娠・出産となると、
口にしたものが血液を通じてダイレクトに赤ちゃんに届きます。
これは、着床したときから始まるため、
妊活の今から、バランスのいい食事を摂っておきましょう!
妊活に必要な栄養素についてはコチラの記事をどうぞ♪
■おわりに
冒頭の、色眼鏡の話に戻りますが、
不妊治療を始める前の私は、
本当に本当に、妊娠について何も知らなかった。
当時かけているメガネは
「やればできるメガネ」
受精して
着床して
妊娠継続して
健康に元気に生まれてくることが
どんなに奇跡的なことなのか
不妊治療を通してやっと知ることが出来ました。
なので、今かけているメガネは
「妊娠は奇跡の連続メガネ」です。
不妊治療を始める前の私とでは
命に対する考え方も違います。
生まれてくる子供に対してもそうだし、
何より、自分を大切にしようと感じました。
自分の身体をもっと、もっと大切に。
妊娠することは奇跡です。
他人を見れば、ぽんっとできてるように見えるけど
そうじゃないんですよね。
それを知らなかった当時の私。
治療をしていなければ
「考えすぎはよくないって」
「排卵日に合わせればできるって」
「なんで出来ないの?」
とか、無知であるが故の言葉を投げかけていたかもしれない。
どんなことも、知るって大切ですね。
知らないことの方が多い。
知ることって楽しい。
メガネ屋さんにいくと色々なメガネが売っててワクワクします。
これからの長い人生で
いくつものメガネをかけては、外して
かけては外してを繰り返していくんだろうけど
かけたメガネだけで判断しないようにしよう。
自分の価値観と経験だけで判断できるものなんて
これっぽっちしかないと思う。
それでは今日はこの辺で失礼します。
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。
過去記事はコチラから。