妊活ブログ〜ハピコの二人目不妊〜

4年前流産し、現在二人目不妊を克服すべく妊活中・・・今更聞けない不妊治療の超キホンから、不妊治療のリアルを現在進行形でお伝えします☆

特定不妊治療費助成制度が28年から新制度になってどう変わった?~不妊治療のお金について~

特定不妊治療女性制度、平成28年4月からどこが変わった?

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こんにちは!ハピコです。

 

現在私は、体外受精を受けるクリニックを探しているのですが

先日、某有名クリニックの体外受精説明会に

行ってきました。

 

そして、

体外受精、顕微授精を受ける方を対象にした

「特定不妊治療費助成制度」の説明があったのですが、

平成28年4月1日より、対象範囲が変わっていた……。

 

知らなんだ~!知らなんだ~!!!!

 

私が思うに、この制度……確かにないよりはマシなんだけど

も一ひと声!!!って感じに思えてならなかった。

おっちゃん、もうちょっとおまけしてやぁ~♡

 

ってアラフォー主婦が言っても、国の制度はびくともしないでしょうけど

「何とかもうちょっとどうにかならないもんかな?」

 

って思ってた制度、既に改正されてたんですね。

 

体外受精をしない人には

あまり興味がない話なので、新しく変わったことさえ

気付かなかった人も多いのでは?

 

でも、治療っていつステップアップするかわかりませんから

知っておいた方がいいですよねぇ。

 

でね、

制度前より良くなってるとこってどこやろ~?

ってみてたら

より厳しくなっていた・・・ガーン(´・ω・`)。

 

今日は、この特定不妊治療費助成制度に助成対象範囲について

お届けします。

 

■そもそも「特定不妊治療助成制度」とは?

不妊治療はお金がかかります。

特に、体外受精・顕微授精は、保険がきかないため

患者の負担額が一気に跳ね上がりますよね。

 

日本ではその負担を軽減するために

「特定不妊治療助成制度」が設けられました!

 

うん、ここまではいいよね♡

助かる!

 

国が定めた「特定不妊治療」を受けた人に対し

国と自治体が治療費の一部を補助する制度です。

 

対象となる条件とは?

特定不妊治療助成制度が利用できる条件は……

  • 受けた治療が体外受精・顕微授精であること。
  • ↑この治療を受けなければ妊娠する見込みがない(少ない)
    と医師から診断されていること
  • 法律上の夫婦であること(事実婚ダメ)
  • 各自治体が指定した医療機関を受診していること
  • 夫婦の年間合算所得が730万円未満であること
  • 過去5年以上、この制度を利用していないこと

などです。

上記の条件を満たしている人が助成金を申請できます。

 

過去記事でも↓不妊治療の制度についてぶーぶー言ってた私ですが

www.hapiko365.com

国の助成がまったくないところもありますから

一部だけでも助成金ができるのはとてもありがたいです。

 

しかし、対象とする条件が……厳しい。

所得が730万円ってところ、気になります。

 

都心で暮らす世帯所得730万円と

地方の730万円は、生活費やかかるお金が全然違いますし

将来を見据えて共働きしてる夫婦も多いですよね。

 

所得が730万円超えるけど、高額な治療費まで回らない方も

多いのではないでしょうか……。

 

住む環境でも物価は違うし、事情も違う。

でも、全国一貫してこの制度になっちゃってますよね。

 

助成を受けたくても730万円以上の年収の方は対象外。

自力で頑張ってくださいってことなんですよね。

 

↑で、上記の制度が平成28年4月からどう変わったのでしょうか?

■新制度と以前の制度の違いを比べてみよう!

28年4月から完全施行された新制度はココが違います。

対象年齢

今までは年齢制限がなしだったのですが

治療開始時の年齢が43歳未満という制限が設けられました!

年間助成回数

以前の制度は年間2回(初年度3回)という制限があったのですが、

新制度は年間の助成回数が限度無しとなりました!

 

通算助成回数

今までは通算10回まで利用可能だったのですが

新制度は、初回の助成を受ける際の治療開始年齢が40歳未満の場合6回

40歳以上、43歳未満の場合は、通算3回までとなりました。

43歳以上は、対象外です。

 

通算助成期間

今までは、5年間で合計10回の助成受けられましたが、

新制度は制限がなくなりました。

そのかわり年齢制限を設けています。

 

助成される金額や対象範囲は?

さて、上記の条件を満たして申請した場合、

助成金はいくら出るのでしょうか?

 

はい!お応えします。

かかった治療費1回につき15万円までです。

(キリッ( `ー´)ノ)

 

治療の内容によって、ステージ分けされてて、

助成の金額が変わります。

 

ステージA 助成金額 15万円

一般的な体外受精を行った場合

  • 採卵・採精
  • 受精
  • 肺移植
  • 妊娠の確認

上記の流れで、治療が行われた場合がステージAです。

 

ステージB 助成金額15万円

凍結胚を使った場合の治療費

  • 採卵・採精
  • 受精
  • 胚凍結
  • 凍結胚を移植
  • 妊娠の確認

上記の流れで行われた治療がステージBです。

 

ステージC 助成金額7.5万円

体外受精では余った受精卵を凍結することがありますよね。

その凍結胚を使って移植した場合がステージCです。

  • 余った凍結胚を移植
  • 妊娠の確認

上記の流れで治療が行われた場合を指します。

ステージD 助成金額15万円

ステージDは、

  • 採卵・採精
  • 受精

上記の流れで進んだけども、体調が悪く移植のめどが立たず

胚を凍結して治療が終わった場合を指します。

 

ステージE 助成金額15万円

ステージEは、

 

  • 採卵・採精
  • 受精

 

まで行ったけど、受精が上手くいかなかったり、

胚分割が途中で止まってしまった場合

変性・異常受精により治療が中止された場合です。

 

ステージF 助成金額7.5万円

ステージFは、採卵したが、卵が得られなかった場合や

状態のいい卵がなく治療を中止した場合です。

  • 採卵

 

ステージG・ステージH 助成の対象外

卵胞が発育してない場合や排卵してしまい採卵できなかった場合は

ステージGです。

 

体外受精をしようと思って、1回1万円の排卵誘発を4日したけど

卵胞が育たなくて採卵まで行かなかった場合

助成の対象外となります。

 

ステージHは、採卵を準備中に体調不良で治療を中止した場合になり

こちらも助成対象外となります。

 

ここで言う妊娠の確認は、妊娠しているかどうかではなく、

妊娠しているか、していないか確認するまでということです。

 

1回の治療はいつからいつまで?

特定不妊治療費助成制度の指す”1回の治療”とは

 

採卵のための薬の服用から

治療を中止した日(妊娠したかしてないか確認できた日)までです。

 

一方、採卵はしたけど

状態のいい卵子が取れなかった場合

点鼻薬や注射の薬物投与、採卵、採精までの治療費

助成対象範囲となり補助金を申請できます。

 

年齢や所得で助成が受けられない人は……

国の助成制度の条件に合わず、

助成が受けられない人は、全部実費なのでしょうか…

 

ここで生きてくるのが、

市町村が独自に設けている助成金です。

 

市町村によって条件や金額が異なり、通院にかかる交通費や

人工授精でも補助があるところもあるんですよ~♪

 

また、先ほどご紹介した特定不妊治療費助成制度の金額は

厚生労働省が定めた金額で、

自治体のによっては、この金額に上乗せしてくれるところも

あるんです~♪

不妊治療の助成金がある市町村一例

大阪府箕面市では、夫婦の年収が730万円超えている人に対して

1回あたり10万円の助成があります。

 

大阪市箕面市在住の方は、所得730万円未満なら大阪市の特定不妊治療費助成制度を、730万円以上なら、箕面市の助成金を利用するなど選ぶことができます。

 

また、愛知県では、一般不妊治療に対しても年間45000円~60000円の

補助があります(市町村により金額が異なる)。県全体の取り組みをみても

かなり進んだ制度です♡

 

愛知県は不妊治療で有名なクリニックも多いせいでしょうか。

 

さらに、東京都では、特定不妊治療費助成制度の金額が15万円→20万円にアップ

(所得が730万円未満対象)

 

沖縄県では、特定不妊治療制度とは別に、各市町村独自で支援する

制度があります。

 

たとえば、宜野座村では、特定不妊治療に限り通算3年間、年15万円の補助金制度が

設けられています。なので、特定不妊治療制度と合計して

30万円の助成金がもらえます。

 

上記のように、各市町村でさまざまな取り組みが行われているのです。

知っておかなきゃ、損ですよね?

 

皆さん、ぜひ住んでいる地域のHPを確認するか直接、

市に問い合わせましょう!

 

もしかしたらあなた!

人工授精や一般不妊治療を助成してくれる地域に
住んでいるかもしれませんよ~♡

 

こういうお得な市町村の支援は、調べてようやく見つかることも多いので

前のめりで利用していきたいですね。

■助成金はいつ申請するもの?

クリニックからも説明があるかと思いますが、

助成金を申請するタイミングは、治療が終了してからです。

 

事前申請は出来ません。さらに申請には領収書が必要です。

なので、治療費はまずクリニックへ支払わなければなりません。

 

体外受精の治療費は一気に支払うのではなく、

誘発剤を使うときにその費用、

次は採卵するときに、その費用

胚移植のときに・・・

 

と、治療の段階で都度払いするのが一般的です。

誘発剤から採卵からの、受精卵凍結までは継続して進むので

一気に支払うのと変わりませんけどね。

助成金申請に必要なものは?

念のため、助成金申請に必要な書類も確認しておきましょう!

(忘れっぽい私のために・・・)

  1. 特定不妊治療費助成申請書
    (病院からもらうか、自治体HPからダウンロードしよう)
  2. 不妊治療を実施した病院に記入してもらう特定不妊治療受診等証明書
  3. 住民票(3か月以内に発行された)
  4. 戸籍謄本(3か月以内の発行されたもの)
  5. 医療費の領収書(特定不妊治療の分)
  6. 申請日の前年度の所得がわかるもの
    (住民税課税(非課税)証明書や住民税額決定通知書など)

所得証明は夫婦それぞれの分を準備しましょう。

 

医療費控除も忘れずに~

不妊治療を受けている皆さん!病院のレシートはとってますか?

↓過去記事にも書きましたが、今年も確定申告の時期がやってきます。

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人工授精している方は、年間10万円の医療費余裕で超えるでしょうから、

これ、絶対に申告しておきましょうね。

治療のための交通費も申告したら通りましたよ、私~♪

 

おわりに

厚生労働省のHPで確認したのですが、

特定不妊治療費助成制度を利用した数の推移、ヤバすぎます!

 

平成16年で、17657人

その9年後の平成25年には、なんと148,659人に増加!

 

9年でめっちゃ増えてるーーーー!!!!

 

なんでこんな増えてるの?

晩婚化が原因って言われてるけどそれだけ?

ただ、色々なことを知らされてない(卵子老化とか)結果じゃないのかな?

 

助成金てね、税金ですからね、もっと出せー!もっと使わせろ―!!

と簡単には言えませんがね、

連日、TVで報道されている空の領収書問題とか、使途不明金とか

あぁ・・ストレス……(´・ω・`)。

 

主婦は、ダイコン1本買うのも値段と予算を確認し

やりくりしてるってーーのによ。

 

今日なんて、スーパーで野菜買ったあと、

八百屋を覗いたら、八百屋の方が新鮮で安かった。

 

ホント、このときの脱力感といったらそらもう・・・。

買ったばっかの野菜入りビニール袋が異常に重く感じるよね。

 

ってことで、今日はこの辺で失礼します♪

あ!先日書いたこの記事の↓ベジママ、注文してみたので

届いたらレビューしますね♡

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今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

お時間あれば過去記事もどうぞ♪

 

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