妊活ブログ〜ハピコの二人目不妊〜

4年前流産し、現在二人目不妊を克服すべく妊活中・・・今更聞けない不妊治療の超キホンから、不妊治療のリアルを現在進行形でお伝えします☆

35歳以上の高齢出産はハイリスク?高齢主産はリスクもあるけどメリットもある!知っておきたい注意点と対策について

30代だと、高齢出産って言われてもピンときませんよね

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こんにちは!ハピコです。

 

自分では、33歳くらいの感覚ですけど、

あっという間に37歳過ぎました。

 

医学的には高齢出産なんて言われてても

私は、正直、「自分だけは大丈夫でしょう」

というなんの根拠のない自信を持ってました。

 

でも、不妊治療で打ちひしがれ、

さらに、最近妊娠した同級生が、もう3か月も入院してます。

とても健康で病気1つしない子だったのですが・・・。

 

妊娠・出産って年齢にかかわらず、

命がけなんですよね。

 

高齢出産はハイリスクとか言われていますけど

 

どんなリスクがあるのか?

を知って、注意すれば回避できるものもあります。

 

そこで、今日は高齢出産のリスクとメリットについて

まとめました。

 

リスクばかりが強調される中、

不安になる方も多いと思いますが

だからこそリスク低減できることを知って、

今から気を付けていきましょ~!

 

■高齢妊娠・高齢出産って何?

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一般的に35歳以上の妊娠・出産は

高齢出産・妊婦と言われています。

 

でも、

最近の女性は見た目も行動も若々しいので

「高齢」と言う言葉に違和感を覚える方も多いのではないでしょうか?

 

今は、女性の社会進出に伴い晩婚化が進み、

30代後半の女性の妊娠が増加していますよね。

 

仕事も落ち着きようやく、

赤ちゃんがほしいと思うとき、年齢が36歳超えていることって

珍しくなくなりました。

 

厚生労働省の資料によると、1995年以降、2012年までで

20代の出産数が減り、35歳~39歳の出生数が上昇しています。

 

1980年での平均初産年齢26.4歳です。

しかし、2011年では30.1歳になっています。

 

46歳で出産した

43歳で出産したなんて芸能人も多いし

40代でも高度生殖医療を受ければ

妊娠できる・・・

 

なんて思ってたのは過去の私。

 

AMHの検査結果でそうもいってられない

現実を知りました。

 

35歳からの出産は

妊娠までの一苦労、出産までにもたくさんのリスクが

あると言われています。

高齢妊娠・出産のリスクとは?

高齢妊娠では、年齢が高いことが直接妊娠に影響を与えるものと

加齢によって増える病気が妊娠と合併することが問題視されています。

 

前者の場合は、加齢による卵子の老化などの問題です。

これは、今の医学では解決できない・・・。

 

後者の場合は、高齢妊娠のリスクと言われる

糖尿病・高血圧・妊娠高血圧症候群や子宮筋腫など

年齢的に起こりやすい病気が妊娠と合併する場合です。

 

今入院している同級生は、後者の方。

つわりがひどく水1滴も飲めない状態から

さまざまな合併症で入退院を繰り返しています。

高齢出産5つのリスク

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1.不妊治療の必要性が上がる

年齢が上がるとともに、排卵誘発剤や体外受精など

不妊治療を受ける人も多くなります。

(私もその一人)

 

排卵誘発剤などでは

多胎妊娠(双子ちゃんなど)が起きる可能性が上がります。

 

最近の体外受精では、子宮に戻す受精卵は1個と決められているので

双子ちゃんは減少しているそうです。

 

多胎妊娠って副作用と考えられているけど

治療をしている私からすれば、

1度の治療で二人授かるなんてやっぱり

これってうれしいことだと思っちゃう。

 

だけど、多胎妊娠は産科的なリスクが大きく

妊娠合併症の発症も高まります。

 

双子ちゃんの出産は病院選びから大変です。

(断られることもある)

 

無事に生まれてくるかどうか、赤ちゃんだけではなく

お母さんの体にも大きな負担となります。

 
2.婦人科疾患の合併

年齢が上がれば上がるほど、子宮筋腫やポリープ、

子宮がんの発症リスクは多くなります。

 

だからこその定期検診です。

妊娠してから子宮がんが見つかる方も多いです。

そうなると、出産までできない治療も多いです。

 

不妊治療をしている場合は、

検査を受けていますから妊娠時に

初めて見つかるケースはほぼないですよね。

(これは不妊治療のメリット)

 

高齢になると子宮筋腫を持っている方も多くなります。

子宮筋腫は妊娠・分娩などに影響を及ぼすことも少なく

経過を観察することもあります。

 

しかし、一方では、不妊や早産・弛緩出血などの原因になると

言われています。

 

出産年齢が高齢化している現代では

子宮頸管ポリープや子宮頸がん合併妊娠も多くなっています。

 

3.流産・染色体の異常が起きやすくなる

高齢出産では染色体の異常が多くなるということは

多くの方がご存じだと思います。

 

卵子に見られる染色体異常は25%、

精子は15%、受精過程では約8%あるそうです。

(受精卵の45%に染色体異常がみられることになる)

 

染色体異常の受精卵って、着床できないことが多いですって。

なので、胎嚢が確認された時点での染色体異常率は15%前後らしいです。

 

そこからさらに、初期流産などで減少して

生まれてくる子に見られる染色体異常は0.6%と言います。

 

染色体異常は、高齢妊娠だけに限らず

どの年齢の妊婦さんにも起こることです。

(そのリスクが高齢では高くなるってだけ)

 

染色体異常による流産は、お母さんの動き過ぎなどが原因ではありません。

なので自分を責めないでくださいね。

(私も経験者です。)

 

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4.妊娠高血圧症・糖尿病などの合併症リスク

妊娠中は血圧が高くなり

妊娠高血圧症候群の発症頻度が増加します。

 

放置しておくと早産や常位胎盤・早期剝離を

引き起こすことも・・。

(これは産婦人科医がもっとも恐れる状態と言われています)

 

妊娠高血圧症候群は、全妊婦の3%から4%に起こる疾患ですが

高齢の場合は、確率が高まります。

 

血圧の管理が出来なければけいれんや脳出血が起こることも。

赤ちゃんの発育障害や胎盤機能不全を起こすこともあるので

注意が必要です。

 

妊婦検診に行くと、尿検査と血圧検査が必ずあります。

これは妊娠高血圧症候群の症状が出てないか?を調べるためです。

 

血圧が140/90mmHgを超えたら高血圧!

尿にタンパクが出て頭痛などを伴うと要注意です。

 

妊娠高血圧症になったら、降圧剤などで血圧を落ち着かせて

安静にします。

それでも血圧がめっちゃ高いとき(上160以上、下110超え)は

入院です(´・ω・`)。

 

妊娠糖尿病は妊娠中に血糖値が高くなる疾患です。

重症になると、流産・早産・妊娠高血圧症候群の合併や

羊水過多症などを引き起こします。

 

赤ちゃんの低血糖や呼吸機能に問題が生じることも

あるので注意しなければなりません。

 

妊娠中は、赤ちゃんにも大量の血液を送っています。

何らかの要因で、この血液の流れがスムーズにいかない場合

体は、胎盤へどんどん血液を送り込もうとします。

 

血液の量が増えると血液をろ過する腎臓への負担も増え

妊娠高血圧症候群や妊娠高血圧腎症になってしまうのです。

 

産後は改善されることが多いのですが、

高齢の場合は将来的に高血圧や糖尿病を引き起こす

恐れもあるため、産後も定期的な検診が必要です。

 

5.難産・産後の回復が遅い

35歳以上の初めての妊娠・出産では、

帝王切開になることが多いです。

 

不妊治療で子宮筋腫などを手術した場合は

子宮破裂などを防ぐために帝王切開になることがあります。

(1回目のお産で帝王切開をした方は次も帝王切開)

 

また、妊娠中血圧が上がったり、糖尿病になり

赤ちゃんに影響がある場合は、早期に帝王切開をする場合があります。

(赤ちゃんを守るため)

 

また、分娩のときお母さんが疲れてしまい、

赤ちゃんの心拍も下がったときは帝王切開になることもあります。

 

こういう場合は母体と赤ちゃんの状態を優先して

判断すべきなのですがまれに、自然分娩にこだわり過ぎて

危険な状態に陥ってしまうケースもあるそうです。

 

高齢妊娠は赤ちゃんにも影響する!今から気を付けておきたいこと

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妊娠・出産って、自分の行動1つで赤ちゃんにも影響してしまいます。

特に高齢妊娠の場合は、色々なリスクが高くなるので

今から対策できることはやっておきたいですよね。

 

もちろん、対策していても100%ではないです。

けど、「あのときやっておけばよかった」と後悔するのだけは避けたい。

 

妊娠しやすい体つくりにもつながる行動なので

ぜひ参考にしてみてください。

 

塩分の多い食事は避け、バランスよく食べる

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塩分の摂り過ぎは高血圧を引き起こします。

妊活中から気を付けていれば、妊娠中も自然に継続できますよ。

 

外食や市販のお惣菜、加工食品は塩分が多く

添加物も多いので、食べ過ぎに注意してください。

塩分が多いとむくみが出やすいです。

 

妊娠がわかったら、生ものは避けましょう!

生肉(たたきも避けて)ナチュラルチーズなどには

リステリア菌という食中毒を引き起こす菌が

含まれている場合があります。

 

この菌は赤ちゃんに影響を与える恐れがあるので

注意です。加熱したものを食べるようにしてください。

 

また、魚に蓄積されている水銀などは

摂り過ぎると赤ちゃんに悪影響があります。

(厚生労働省も注意喚起している)

 

妊娠したら特に、マグロやキンメダイの食べ過ぎに注意です。

 

普段の食事に必要栄養素をプラス

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妊活中・妊娠中は、不足しがちな栄養素をきちんと摂取することが大切です。

特に、カルシウムと鉄分・ビタミン・ミネラルはしっかりとりましょう。

 

チーズやヨーグルトは、赤ちゃんの骨や歯を作るカルシウムが豊富。

あさりやゴマ、ひじきはがたっぷりです。

 

牛肉やうなぎ、かきには、細胞の生成に必要なミネラル、

亜鉛が含まれています。

 

豆腐や納豆・きなこはイソフラボンを摂取できます。

細胞の老化を防ぐために必要なビタミンE

アーモンドやレーズン、サクラエビ、アボカドに含まれているので

お料理に取り入れてみてくださいね。 

先天性異常を防ぐために葉酸を摂取

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妊娠のごく初期は、胎児の脳や脊髄の発達がすでに進んでいます。

この時期に葉酸が不足すると、

脳の発育に影響したり

神経管閉鎖障害の発症リスクを高めてしまいます。

 

妊娠初期に必要な栄養素として、厚生労働省が推奨している葉酸

妊活時期からしっかりと取っておきましょう。

 

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多嚢胞性卵巣症候群の方はこっち↓

 

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 適度な運動!筋力をつけておく

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妊活でもお腹周りの筋力を付けることは、

妊娠力UPにつながると言われていますよね。

 

妊娠中にはつわりで具合が悪くなることも多く

おなかの張りが気になって、筋力を付けるような運動は

なかなか難しいです。

 

でも、産むときのいきみには骨盤周りの筋肉が必要。

それに、出産は体力がなければ持ちません。

(初産は時間がかかることも多い)

なので、今から適度な運動で筋肉を付けておきましょう!

 

おススメはピラティスやヨガです。

陣痛の痛みを逃がすこともできるので、

ヨガの呼吸法はお産のとき本当に役立ちます。

(呼吸法だけでも日々やっとくといい)

 

レッスンに通う時間がない方は

YOUTUBUとかでもヨガやピラティスの動画があるので

それを真似て続けてみるのもおすすめです。

 

 ストレスをためず睡眠を十分とる

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ストレスの多い妊活ですが、

実は妊娠中から産後も違うストレスに襲われます。

 

出産への不安や

女性ホルモンの変化でイライラすることも多くなり

産後はとにかく眠れませんし、赤ちゃんのことが心配で

ブルーになるんです。

 

妊娠中のストレスは赤ちゃんに影響してしまいます。

 

なので、今のうちからストレスをためない方法を

身につけておきましょう。

 

睡眠不足になると、ストレスが倍増するので

日頃から質のいい睡眠を心がけるといいそうですよ~♡

 

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おまけ:バースプランにこだわらない

最近、凝ったバースプランがありますよね。

昔ながらの自然な方法で産みたいとか、

 

どんなふうに産みたいかをあらかじめプランニングして

要望を叶える病院も増えてきました。

 

でも、分娩は赤ちゃんもお母さんも命がけです。

 

私、本来バースプランって、

夫には立ち会ってほしいとか、背中をさすってほしいとか

あとどれくらいで分娩室に行くかあらかじめ教えてほしいとか

さける前に切ってほしいとか

そういうことだと思ってたんです。

 

でも、最近はちょっとこだわり過ぎてるものも

多いらしいです。

 

結婚式とは違う。計画通りに進むはずがないです。

常に状況は変化すること、それに対し医師が危険と判断したら

帝王切開になることを知っておくことは大切だと思います。

 

高齢出産のバースプランは

安全第一!これに尽きます♡

 

高齢出産にはメリットもある

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高齢出産は危険だ!リスクがある!

とは言っても、メリットもあります。

(大体、どんな場合でも妊娠・お産はリスクがある!)

 

若いうちに産んでもメリット・デメリットはあります。

なので、高齢出産だからといってマイナス面ばかりではないです。

 

年齢を重ねているので精神的・経済的余裕があり

子育てに余裕が持てると言われてますよね。

(性格にもよるけど)

 

周りに出産している子が多いので、悩み相談や

愚痴を言い合える仲間も多いでしょう。

 

20代を育児にとられず

好きなこと、仕事などに没頭した方も多いはずです。

あれをしたかった、これをしたかったなんてこともなく、

子育てに集中できる環境や心構えができている方が多いように

感じます。

 

年齢を重ねたママたちは人生経験が豊富で、

精神的にも成熟しているので

衝動的になることが少ないこともわかっています。

 

私の周りだけで言うと、

40代で出産された方も多いです。

 

帝王切開も多いですが

ヨガやピラティスをしていた方は

自然分娩で安産も多いです。

 

皆さん、穏やかで、何より若く見えます。

同じ年だと思ってたママが40代だったなんて

少なくありません。

 

41歳で出産されて、今47歳のママさんがいるのですが

仕事も家事もゆるっとこなしてて

同じ女性としてかなり憧れの存在です。

 

確かに、若いママに比べると体力的につらいこともありますが

3か月もすれば慣れますし、20代でも体力のない子はいるので、

大きなデメリットではないと思います。

 

また、不妊治療を続けて食事面などを気を付けている方は

ママになっても栄養素を意識した食事を自然と選ぶようになるので

子供の食育にはとってもプラスです。

 

■おわりに

リスク、リスクって脅かしやがって・・・。

どんなリスクがあるっっていうのよ。

(私の心の声)

 

不妊治療をしている私は、色々なリスクを覚悟の上で

治療を選択しているつもりです。

 

だけど心の中では、ちょっと甘く考えているかも。

(自分は大丈夫とか)

 

改めて妊娠と出産がどんなに命がけか

考えました。

 

待望の赤ちゃんができたら思うこと。

とにかく無事に生まれてきてほしい。

 

そして自分も健康でいたい。

 

そう思います。

 

出産はどんな人にとっても命がけ。

年齢でそのリスクが上がるのも承知の上!

 

周りから心無い言葉を言われることもあります。

だけど・・・高齢出産はリスクばかりではない。

 

リスクやデメリットなんて、

どんな年齢でもたくさんありますから。

 

ただ、どんなリスクがあるのか

それだけ知っておくのは無駄ではないと思います。

(これは先輩ママの受け売りです)

 

塩分に気を付けるとか

手作りのものを頂くとか

バランスよく栄養素を摂取するとか

そういうことだけでも回避できることはあります。

 

リスクなんて本当は怖くなるので

あんまり見たくないんですけどね。

 

しっかりわかってないと、いざという時

慌ててしまいそうです。

そんな私は今、引っ越しのため治療を一時中断しています。

凍結精子君がなくなったし・・・。

(卵胞チェックは行きますけど♡)

 

ということで、今日は高齢出産・妊娠についてのお話しでした。

 

いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。

それでは今日はこの辺で失礼します。