妊活ブログ〜ハピコの二人目不妊〜

4年前流産し、現在二人目不妊を克服すべく妊活中・・・今更聞けない不妊治療の超キホンから、不妊治療のリアルを現在進行形でお伝えします☆

「欲しいのに出来ない」不妊と「妊娠は出来るのに産めない」二人目不妊について

妊娠は出来るのに産めない二人目不妊が増えているそうですが・・・

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こんにちは!ハピコです。

ネットで、「妊娠は出来るけど産めない二人目不妊が蔓延している」という記事を見ました。

 

不妊で悩んでいる私からすれば、「そりゃーあーた、不妊じゃないよ。」って言いたくなりましたが、

記事を読むと、どんなに二人目が欲しくても、色々な状況があり作れない女性たちが増えているという内容でしたので、それについて考えてみました。

 

私は、「出来ない二人目不妊」です。

欲しいのに、赤ちゃんがお腹にやってきてくれません。

 

そんな私とは違い、妊娠出来て産めるのに、様々な理由で、産めない女性も多く存在するという事。

■産めるのに産めない状況とは?

妊娠は出来るし、二人目を作りたいとも思っている。

でも、産めないらしいのです。

 

 

■なぜ妊娠は出来て、欲しいと思っているのに、産めないのか?

 まず、原因【第1】は、経済的状況です。

 

旦那さんの収入だけでは食べていけない場合、夫婦共働きで生活を安定させようとするのですが、子供を預ける場所がない。

 

妻は働くことが出来ないので、収入を増やせない=今以上の生活費を確保することができず、二人目まで考えられないという事です。

 

これ、政府は早急に対応すべきですよね。

今妊活中の私たちにも、子供を産んでから、確実に関わる事です

 

私は子供を産んで、娘が、6か月くらいから、旦那さんと一時的に別居をしています。

その間、6か月の子供を抱えて一人で生活していました。

親には心配かけるので言えませんでしたし、旦那さんからの援助もありませんでした。

 

孤独でしたねーー。正式に離婚もしていないので、認可保育園はいっぱいで入れられず、無認可の保育園に入れていました。もちろん母子手当はもらえません。

 

何度も子供を抱いて、役所に掛け合いましたが、無理でした。

 

保育費用には、月8万円かかっていましたし、病気の時には、近くの小児科の病児保育を利用していましたが、その費用が1日2000円と治療費。

 

保育園に行き始めた小さな子は、よく病気をします。軽い風邪から大きな病気になる事もあり、保育園を休みがちになります。

 

当時、私は知り合いのデザイン会社に勤めていましたが、たびたびの娘の病気で、遅刻や早退せざる負えず、結局フリーになるしかありませんでした。

フリーは固定給がないので、クライアントと締め切りに追われながらの日々。

 

3件の案件を抱えている時に、娘が肺炎になり入院した時は、倒れそうになりました。病院にパソコンを持ち込んで(了承済みです)、娘の点滴の管を気にしながら寝ずに看病と仕事をしてました。

夜中にトイレに行こうと薄暗い廊下を歩いていたとき、私があまりにもボロボロだったので、看護婦さんから悲鳴を上げられたほどです(えぇ、私は幽霊ではありませんよ)・・。

 

フリーランスじゃない場合、これが会社勤めの場合だったら、クビになる世の中です。クビにならなければ、職場で肩身の狭い思いをするかもしれません。

そして、容赦なく家賃や携帯代、生活費、入院費の請求はやってきます。

 

育児中の女性が働きやすい環境なんて、今の日本には用意されていません。

 

なので、経済的な状況で、二人目を作るのを躊躇してしまう。。

これは本当によくわかります。

経済的状況で、一人目を産むのも躊躇してしまう方がいるくらいですから。

一体どういうことなんでしょうかね。日本は。税金が高くなる一方。

国民から搾取するばかりで、どこに還元されているのでしょうか。。

 

■第2の原因は、

家事も育児もやりながら仕事もフルタイムでいっぱいいっぱい

これも、わかります、わかります。

家事も育児も大変なのに、さらに仕事までフルタイム。

目の前にいる旦那は、大抵手伝ってくれない事が多い。

 

育児って、24時間休みなしなんですよね。すべてが子供のタイミング。

自分がトイレに行きたくてもお風呂に入りたくても、ご飯を食べたくても子供の様子に合わせないといけない。

 

ちょっとの時間抱いてくれるだけでも、お風呂に一緒に入ってくれるだけでも助かるのに、なかなか男性は・・・。

 

果たしてこの状況で二人目まで、自分が見ることが出来るのだろうかと悩む女性は私の周りにもたくさんいます。

私も、自分が不妊と気づくまで、「二人目までは考えられないかも」と考えたこともありました。

 

■第3の原因 旦那さんとのすれ違い

二人目不妊の原因には、レスの問題を抱えている方も多いです。

夫婦がお互い欲しいと思っていても、なかなかタイミングが合わないという事でしたら、人工授精などで改善することもできますが、

 

この場合の「すれ違い」は、そもそも、男性が二人目を望んでいないという状況です。

これは、一人目、二人目関係なく、不妊の原因として少なくないと聞きます。

 

なぜ男性が欲しくないのかは色々な理由がありますが、原因第1に述べた、経済的な原因が関係している場合が多く、「生活がこれ以上きつくなる」「養っていく自信がない」などの理由があるのだと思います。

 

そんな旦那さんに対して、自分が働いてサポートしたいと思っても、子供を預けられる場所がなければ、仕事をすることもできませんから、つらいですよね。

 

■第4の原因 子供を安心して預けられる場所がない

これ、どうにかならないのでしょうか?

一人も保育園に入れられないのに、二人目が出来たらどうなるのか・・。

 

私のお友達には、3人別々の保育園に預けるしかない方もいます。

一人は自転車で家の近くの保育園、二人目は、その先の保育園。3人目は朝のラッシュに巻き込まれながら電車で無認可の保育園へ。

 

全部の保育料は13万円を超えるそうです。

その子は、働いた半分以上は保育料に消えると嘆いてました。

 

これが私立の幼稚園なら、あさ9時に預け、お昼の2時には帰ってきますよ。

延長保育に入れるにも料金がかかります。その金額は、パートさんの時給並みです。

 

預けられる場所があるだけいいと言ってる子もたくさんいます。

いわゆる待機児童の問題です。そう、保活です。

 

なんだよ、保活ってさーー。なんでも「活」とつければいいってもんじゃないよね。

ペーパー離婚してまで、保育園を確保する方もいるとの事。

そこまでしないといけないほど大変らしいのです。

 

やっと預ける場所を見つけてもブラック保育園だった

 

これ・・今思えばなんですけど、

私が娘を6か月で預けた無認可保育園は、娘にとってまったく居心地がよくない場所だったのでは?と思っています。

 

その保育園は、小さな子も大きな子も同じ空間で過ごしていました。

もしかしたら、大きな子にいじめられていたかもしれません。何があったかはわかりません。私は、仕事に生活に必死で気づいてあげられなかった。

 

小さな子は言葉を離せません。私は娘をそこに入れたことをとても後悔しています。その保育園での写真はいつも泣き顔で・・髪も乱れ、鼻水もいつも垂れていて。

 

私は、当時、そこしか預ける場所がなかったのです。泣き顔も、私に会いたくて泣いたんだと思ってしまっていた。連絡帳に書かれている文章はいつも楽しく過ごしているようで安心していました。

でも、それから、経済的に持ち直して、私立の幼稚園に入れた後の娘の変化を見て、やっと状況に気づきました。

 

娘が生き生きと、のびのびと、楽しそうに通っている。

「違う・・」「違うぞこれは・・」

 

TVで新聞で、保育園による悲しいニュースを目にする事が多くなりましたがそれは、特別な事ではなく、身近にある事なんだと感じた瞬間でした。

 

今、経済的に余裕のある方には、私立の保育園を選択することができます。

預ける環境を選ぶことができず、そこしか預けられず、働かないと、稼がないと生活できない場合はどうするの?子供の命に代わるものは何もないことは重々承知。

でも、必死で子供の生活費を稼いでいる、一人で頑張っているお母さんがたくさんいるんです。

 

自分が子供を私立に入れてるから、「関係ないわ」という気には到底なれません。

 私に出来る事って何だろう。

 

■保育士さんの激務も無視できない

私のお友達には、保育士さん、元保育士さん、幼稚園の先生だった方がいらっしゃいます。彼女たちは本当に子供が好きで、小さなころから保育士さんになりたかったらしいのですが・・。

 

共通して口にするのは、「もう、保育現場には戻りたくない」「転職したい」という言葉。

自分の子供ですら、心に余裕がないとおおらかな気持ちで見てあげられないのに、職場環境が悪く、問題を抱えながら、

言葉を話せない0歳児、あの自由な1歳児、2歳児、自我が芽生える3歳児、4歳児をケアするのは本当に大変だと思います。

(かといって虐待になるのは、絶対にありえません。)

 

特に認可保育園、無認可託児所の激務は、聞いていて恐ろしくなる事ばかり。

そして、お給料が安すぎるのではと思ってます。

看護婦さんのように人の命を預かっているお仕事だと思いますので、その辺を考慮されていい職業だと思います。

 

おわりに

最初は、「妊娠出来るのに産めない」ことを、「不妊とは言えないよ~」って思ったニュースでしたが、産みたいのに産めない事は、妊活中の私と同じだなと思いました。

 

私は出来ないだけです。

妊娠出来る方は、本当にうらやましいので、ぜひ赤ちゃんを産んでほしいと思いますが、状況がそれを許さないのであきらめている方が多いと知り、

なんとも言えない気持ちになりました。

 

不妊治療だけでもお金がとてもかかるのに、治療をしないで産める方が産めない世の中・・・。

このままいくと日本ってどうなっていくのでしょうかね。

 

フランスでは、不妊治療費が国負担だそうです。

治療を受けたくても受けられない方、特に体外受精の自己負担の大きさに、あきらめている方も多いと思いますので、この制度はぜひ取り入れてほしい。命は財産です。

国民から税金を搾取するだけではなく、子供たちの未来、生殖医療の法整備などにぜひ取り組んで頂きたいと思います。

 

 ちなみにフォト自叙伝をだされる上西小百合議員は、

出産や子育て支援、シングルマザー対策などの問題に真剣に取り組んでいく覚悟があります。

と語っています。その自叙伝の写真で言われてもなぁ・・で、これを本気でやってくれるなら、本気で改革してくれるなら写真集・・いや、自叙伝買いますよ。はい。

でも・・・この方、タレント転身への準備なんだろうか・・・・

今後、しくじり先生とかに出演しそうな感じですよねぇ。。

 

おっと、お口が滑りすぎましたので、今日はこの辺で・・・

 

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